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前走から中3週で、先々週から軽めのものを含めて5本の追い切りをこなしており、調整過程は極めて順調だ。ここ2週はWコース併せ馬で、先週はルメール騎手を背に楽な手応えで微差先着。今週は助手を背に格下馬を追走し、4角で内から1馬身差まで詰めると、仕掛けられたラスト200mは一気に加速する鋭い反応を見せて併入した。現状の力は出し切れるほぼ万全の仕上がりだ。
前走後は疲れを取った後、3月下旬から追い切りを再開して7本の追い切りをこなしており、本数自体に不足はない。ここ2週はWコースで追われ、先週は福永騎手を背に併せ馬で、ラスト200m11秒台の好時計をマーク。今週は助手を背に単走で、1000m69秒前後、ラスト200mも13秒前後とごく軽めの内容だった。先週も1000mの時計は71秒前後と2週続けて軽めの内容で、正直やや物足りない調整過程ではある。
前走後は放牧を挟んで3月22日に栗東へ帰厩。25日には追い切りを再開して中間は計6本を消化しており、調教量に不足はない。ここ2週はWコースで未勝利馬を追走する形の併せ馬で、先週は水口騎手を背に終い追われるときっちり交わして先着。今週はM.デムーロ騎手を背に直線では併走馬の直後にいたが、がっちり抑えたままであえて抜かずにゴールした。馬体はきっちり出来ており、実力を出し切れる仕上がりと見ていい。
この中間は放牧には出さずに自厩舎に残ってしっかり疲れを取った後、3月中旬から追い切りを再開。軽めのものを含めると9本もの追い切りをこなしており、調教量に不足はない。今週は北村宏騎手を背に、Wコースで未勝利馬2頭を追走する形の併せ馬。4角で内から並びかけて3頭ほぼ横並びでゴールしたが、手応えは良さそうに見えた。状態面は万全と見てよさそうだ。
前走後は自厩舎調整で、3月18日から日曜は坂路で軽め、水、木曜はWで強めというローテーションで計8本の追い切りをこなしており、調教量は十分だ。今週は武騎手を背にWコースで僚馬を追走する形の併せ馬。4角で内から並びかけ、最後は一杯に追われる相手を尻目に強め程度の手応えであっさり先着した。先々週、先週も好調教を見せており、仕上がりは万全だ。
前走から中3週で関東への輸送を控えているが、軽めのものを含めると6本の追い切りをこなしており、順調な調整過程といえる。ここ2週はWコース併せ馬で、先週は助手騎乗で一杯に追われたが、楽な手応えの相手に遅れる平凡な動き。今週は内田騎手を背に1000m63秒台の速い時計で先着したが、終い追われてからの反応は今一つ。絶好調時に比べるとまだ復調途上という印象だ。
中3週で中間の追い切りが2本のみというのは少ないが、同じ間隔だった前々走も軽め2本の追い切りで楽勝しており、調整過程に問題はないと見ていいだろう。今週は岡田騎手を背にWコースで未勝利馬を追走してスタート。4角で内から並びかけ、終いはしっかり追われて先着した。ゴール間際は詰められていた様に特筆すべき動きではないが、元々調教駆けしないタイプだけに心配なく、状態面に不安はない。
前走後は放牧を挟んで3月23日に帰厩。25日の坂路追いから週2本ずつ、計6本の追い切りをこなしており、3か月ぶりの実戦でも調教量に不足はない。今週は田辺騎手を背にWコースで前に1頭、後ろに1頭という形でスタート。直線に向いて外の馬を馬なりで交わして追い出されると、豪快な末脚を見せて内から差を詰めていたもう一頭を突き放した。実力を出し切れる好仕上がりだ。
グレイルは先々週から3週続けて強めに追われる意欲的な調整過程。特にここ2週はWコースでハードな内容を消化して動きも悪くなく、凡走後でも状態面に不安なし。サンリヴァルは先週の坂路で馬場の荒れた時間帯に好時計をマーク。今週も荒れた時間帯のWコースで力強い動きを見せており、前走からの上積みが見込める好仕上がり。ケイティクレバーは浜中騎手を背にWコースで3頭併せ。直線で前2頭の内に進路を取ると、ラストは軽やかに加速して楽々最先着という好調教で、自身の力は出し切れる好状態だ。