第78回 皐月賞 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

競馬予想・競馬情報トップ　> G1特集　> 皐月賞　> 2018　> 過去の傾向

過去10年のJRA-VANデータをもとに、
皐月賞を丸裸にしてみよう！

昨年は９番人気アルアインが勝利。２着に４番人気ペルシアンナイト、３着に12番人気ダンビュライトが激走し、３連単で100万円を超える波乱となった。

１）伏兵の勝利もありえる一戦

東京開催の2011年を含む過去10年（以下も同じ）の人気別成績は、１番人気馬が【2.2.2.4】。13年ロゴタイプら２勝で、連対率40％・複勝率60％。２番人気馬は【1.3.0.6】で、14年イスラボニータが勝利。以下、３・４番人気馬が各２勝、７・８・９番人気馬が１勝ずつ。一昨年は８番人気ディーマジェスティ、昨年は９番人気アルアインと近２年は伏兵人気馬が勝利している。

また、２着馬は８番人気、３着馬は12番人気まで幅広く分布。昨年は３着に12番人気ダンビュライトが激走し、３連単106万4360円の大波乱となった。08年・09年と続けて馬連万馬券が出てから10年〜15年にかけて堅めの決着が続いたものの、近２年は波乱傾向が強まっている。

２）共同通信杯組は前走上がり２位以内が好成績

前走レース別成績は、共同通信杯組が【4.0.1.5】。一昨年のディーマジェスティら最多の４勝をあげており、連対率40％・複勝率50％と非常に高い。この組は前走での上がり順位に注目。前走上がり最速だった馬は【2.0.0.1】、前走上がり２位だった馬も【2.0.0.1】。この組の勝ち馬４頭はすべて前走上がり２位以内だった。

また、出走数最多のスプリングＳ組は【3.1.2.42】。13年ロゴタイプら３勝も、連対率8.3％・複勝率12.5％と低い。この組の３着以内馬６頭はいずれも前走で連対を果たしていた。

３）弥生賞組は重賞勝ち馬に注目

トライアルの弥生賞組は【2.5.4.33】。10年ヴィクトワールピサら２勝で、連対率15.9％・複勝率25.0％はスプリングＳ組を上回っている。この組の３着以内馬11頭中９頭は皐月賞までに重賞勝利経験があり、うち８頭は前走弥生賞で２番人気以内だった。

また、毎日杯組は【1.0.0.12】で昨年のアルアインが勝利。勝ち馬は上記４レースに絞られていた。なお、若葉Ｓ組は【0.3.1.18】で、前走１番人気馬は【0.2.1.2】で連対率40％・複勝率60％と好相性を示している。

４）前走１着馬が８勝も、無敗馬は勝ち星なし

前走着順別成績は、前走１着馬が【8.5.4.50】。昨年のアルアインらダントツの８勝をあげており、勝ち切る傾向が強い。なかでも前走１番人気で勝利した馬は【5.4.2.11】で、勝率22.7％・連対率40.9％・複勝率50.0％と好成績をあげている。しかし、過去10年で無敗のまま皐月賞に挑んだ馬は９頭で、皐月賞での成績は【0.1.2.6】。一昨年２着のマカヒキが最高成績で、意外にも勝ち切れていない。ちなみに無敗での皐月賞勝利は05年ディープインパクトまでさかのぼる。

また、前走２着馬は【1.3.2.26】で、15年ドゥラメンテが勝利。これら３着以内に好走した６頭中５頭は前走１番人気に支持されていた。前走４着馬は【1.1.0.8】で、08年キャプテントゥーレ（前走弥生賞４着）が巻き返して勝利している。なお、前走10着以下だった馬は【0.0.0.16】と苦戦傾向にある。

【皐月賞過去10年】

この表は右にスクロールできます。