第77回 皐月賞 調教情報｜GⅠ特集
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同じ中3週だった前走時と同様、レースの5日後には坂路入りを再開してきちんと乗り込まれており、調整過程は順調だ。ここ2週は助手を背に坂路で格下馬と併せ、先週は追走から先着したものの800m54.1秒と時計は遅く、ここ3戦より軽め。ただ今週はかなり力を要す馬場の中、苦闘する僚馬を尻目に楽々先着してある程度の時計も出してきた。ほぼ万全の仕上がりだ。
前走後は放牧を挟んで3月3日に栗東へ帰厩。23日から今週にかけて4週続けて併せ馬をこなしており、調教量は十分といえる。ここ2週は四位騎手を背にＷコースで追われ、先週は3頭併せの大外で1000m65秒前後の好時計をマークして最先着。今週は直線で僚馬の内に併せ、強めに追われる相手を尻目に終始楽な手応えのまま併入する軽快な動きだった。きっちり仕上がった印象だ。
前走後は2週間ほど楽をさせた後、徐々に調教を強化。強めの追い切りこそ少ないが、きっちり乗り込まれており、順調な調整過程と見ていい。先週は坂路でオープン馬を追いかける形で一杯に追われ、800m51.6秒の自己ベストをマーク。今週は坂路単走で終い重点だったが、ややフラつく面こそあったが、全体的にはしっかり動けていた。現時点での実力は出し切れる状態だ。
4ヶ月近い休み明けになるが、3月14日に美浦へ帰厩して約1ヶ月間入念に調整されており、牧場での乗り込みを考慮すれば、調教量に不足はないと見ていい。先週はＷコースで1000m69秒前後の時計で追走併入だが、これでもこの馬としては自己ベストタイム。今週は800mからの3頭併せと更に軽めだったが、動きはまずまずだった。完調とはいかないが、力は出せる仕上がりだ。
前走後は放牧には出さず自厩舎に残っての調整になったが、3週間ほど楽をさせてから徐々に調教を強化。3月末からは3週続けてＷコースで強めの追い切りをこなしており、調教量に不足はない。今週はＭ.デムーロ騎手を背にＷコースで実質800mからの併せ馬で、追走する形から若干遅れはしたものの、動きに問題はなかった。実力をきっちり出し切れる好状態だ。
前走後も自厩舎できちんと乗り込まれており、調整過程は順調だ。ここ2週は松岡騎手を背にＷコースで僚馬と併せ、先週は格下馬を追走して馬なりのまま追いつき、そのまま楽々と併入。今週は僚馬を追走する形から、ラスト200m手前で追い出されるとスムーズに反応して、外から並ぶ間もなく併走馬を交わす鋭い末脚を見せた。高いレベルでの好状態を維持できている。
前走から中3週ながら、軽めのものを含めると6本もの追い切りをこなしており、大一番へ向けて意欲的な調整過程といえる。ここ2週は田辺騎手を背にＷコース3頭併せで、先週は2頭を追走する形から最内に入り、直線じりじり伸びて最先着。今週も2頭を追走する形から4角で内を回って差を詰め、最後は楽な手応えのまま併入に持ち込んだ。状態面は万全と見てよさそうだ。
前走から中2週で関東遠征という厳しい臨戦過程だが、レース1週間前の日曜、今週水曜と2本の追い切りをやれており、疲労残りの不安もなく順調と見ていい。今週は松山騎手を背にＷコースで格下馬を追走してスタート。4角で内から並びかけてラスト200mから追い出されると、しっかり伸びて先着した。時計的にも悪くなく、前走時の好状態を維持できている。
サトノアレスは戸崎騎手を背にＷコースで2週続けて3頭併せで追われ、2週ともに素軽い動きを見せており、休み明けを使った上積みは見込めそう。アダムバローズは先週のＷコースで1000m64秒台の猛調教を消化。今週は終い重点の微調整だったが、気分良さげな雰囲気の走りで状態面に不安なし。ダンビュライトは2週続けて僚馬のアメリカズカップと併せ、2週ともに先着。時計的にも悪くなく、自分の力はきっちり出し切れる仕上がりだ。
