第79回 桜花賞 血統分析｜G�T特集

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父ＳＳ系で母系が優秀なノーザンダンサー系のノーブルスコアが最有力！

1）ＳＳ系とミスタープロスペクター系の争い

過去10年間の１〜３着馬30頭中20頭がサンデーサイレンス（ＳＳ）系。とりわけディープインパクト産駒は４勝・２着４回で桜花賞との好相性ぶりをアピールしている。

対抗格はミスタープロスペクター系。勝率はＳＳ系以上で、２勝・３着２回のキングカメハメハ、１勝のロードカナロアがエースとなる。

また連対馬の父は2400ｍ型かマイラーに大別できる。この点もポイントとなりそうだ。

◎プラス評価……父ＳＳ系／ミスタープロスペクター系
　○プラス評価……父が芝2400ｍまたは1600ｍのＧ１勝ち馬

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）父ＳＳ系×母父ノーザンダンサー系に要注目

母父はノーザンダンサー系、ＳＳ系〜ヘイルトゥリーズン系が中心。特に父ＳＳ系×母父ノーザンダンサー系という馬が５勝・２着３回で要注目の配合だ。

◎プラス評価……母父ノーザンダンサー系（特に父ＳＳ系との配合）
　○プラス評価……母父ＳＳ系〜ヘイルトゥリーズン系
　●マイナス評価…母父ミスタープロスペクター系／ナスルーラ系

【母父の系統別成績（過去10年）】

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3）必須なのはＳＳとノーザンダンサーの血

父か母父のどちらかがＳＳ系という馬は127頭が走って９勝、勝率7.1％。これに該当しない馬は51頭で１勝（アパパネ）、勝率は2.0％にとどまる。

また2009〜2014年の勝ち馬６頭は母父がノーザンダンサー系。2015年以降の勝ち馬はジュエラー以外がノーザンダンサーのインブリードを持つ（レッツゴードンキは５×５×５、レーヌミノルは４×６、アーモンドアイは４×５）。

ＳＳかノーザンダンサーの血は必須といえそうだ。

◎プラス評価……父か母父がＳＳ系
　○プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードを持つ

4）母系の血に潜む傾向

勝ち馬の母や祖母を見ると、芝1200ｍ〜中距離の重賞ウィナーがズラリと並ぶ。また母の母の父は、アパパネ、ハープスター、レーヌミノルがナスルーラ系、ジェンティルドンナとアーモンドアイがノーザンダンサー系で、「その他の系統」が４頭。10頭すべてが海外種牡馬・輸入種牡馬であることも記憶しておきたい。

○プラス評価……母か祖母が芝1200ｍ〜中距離の重賞勝ち馬
　○プラス評価……母の母の父がナスルーラ系／ノーザンダンサー系／マイナー系統
　○プラス評価……母の母の父は海外種牡馬・輸入種牡馬

【勝ち馬の母系から出た活躍馬】

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結論

ノーブルスコアは父ディープインパクト、母父がノーザンダンサー系Dylan Thomas、母母父もノーザンダンサー系Hernando、母ファイナルスコアは伊2000ｍのＧ１馬。プラス条件を綺麗に満たしていて最有力。次いでダイワメジャー産駒シゲルピンクダイヤ、ヴィクトワールピサ産駒アクアミラビリスあたりか。

ルガールカルムも、父ロードカナロア、母父ＳＳ、母母父はノーザンダンサー系Soviet Starで、祖母は英マイルＧ２馬と好走条件を満たす。

ダノンファンタジーとグランアレグリアは母父ナスルーラ系、クロノジェネシスは父がナスルーラ系で、凡走があっても不思議ではない。

【ノーブルスコアの血統表】

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