第78回 桜花賞 血統分析｜G�T特集

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父サンデー系×母父ノーザンダンサー系のプリモシーンで勝ち負け！

1）2400ｍ向きサンデーサイレンス系が優位

この10年で１〜３着独占が３回などサンデーサイレンス（ＳＳ）系が絶好調だ。とりわけディープインパクト産駒は４勝、桜花賞との好相性ぶりをアピールしている。

これに対抗するのが２勝・３着２回のキングカメハメハ（キングカメハメハを除くミスタープロスペクター系は22頭走って４着以内なし）。勝率28.6％はディープインパクト以上で、こちらも侮るわけにはいかない。

また勝ち馬の父は2400ｍに対応できる種牡馬が目立つ。この点は強調材料となりそうだ。

◎プラス評価……父ＳＳ系、父キングカメハメハ
　○プラス評価……父またはその産駒が2400ｍＧＩ勝ち馬
　●マイナス評価…父がナスルーラ系またはＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）母父ノーザンダンサー系が好調キープ

母父の系統別成績ではノーザンダンサー系がリード。ＳＳ系〜ヘイルトゥリーズン系も勝ち負けに持ち込めそうだ。ちなみに父ＳＳ系×母父ノーザンダンサー系という馬が５勝・２着３回で勝率12.2％。中心視すべき配合だろう。

◎プラス評価……母父ノーザンダンサー系
　○プラス評価……母父ＳＳ系〜ヘイルトゥリーズン系
　●マイナス評価…母父ミスタープロスペクター系／ナスルーラ系

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3）必須なのはＳＳとノーザンダンサーの血

父か母父のどちらかがＳＳ系という馬は121頭が走って９勝、勝率7.4％。これに該当しない馬は57頭で１勝（アパパネ）、勝率は1.8％にとどまる。

同様に父か母父のどちらかがノーザンダンサー系というタイプは87頭で７勝、勝率8.0％。該当しない馬は91頭で３勝（レッツゴードンキ、ジュエラー、レーヌミノル）、勝率は3.3％どまりだ。

アパパネとレッツゴードンキはノーザンダンサーの５×５×５というインブリードを持っていた。レッツゴードンキは母父ＳＳ系、ジュエラーとレーヌミノルは父ＳＳ系。こうした傾向も参考にして本命馬を選びたい。

◎プラス評価……父か母父がＳＳ系かノーザンダンサー系
　●マイナス評価…どちらの血も父・母父に持たない

4）母系の血に潜む、意外な傾向

勝ち馬の母や祖母を見ると、芝1200ｍ〜マイルで良績を残した重賞ウィナーがズラリと並ぶ。また母の母の父を見ると、レジネッタ、アパパネ、ハープスター、レーヌミノルがナスルーラ系で、ターントゥ〜サーゲイロード系Lord Gayleなど「その他の系統」も４頭いる。10頭すべてが海外種牡馬・輸入種牡馬であることも記憶しておきたい。

○プラス評価……母か祖母が芝1200ｍ〜マイルの重賞勝ち馬
　○プラス評価……母の母の父がナスルーラ系かマイナー系統の海外種牡馬・輸入種牡馬

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結論

プラス条件を完璧に満たす馬は見当たらないが、プリモシーンは父がディープインパクト、母モシーンが豪マイルＧ１勝ち馬、母父ノーザンダンサー系Fastnet Rockで十分に勝ち負けできる。マウレアもアユサンの全妹にあたるのだから合格。穴ならキングカメハメハ産駒のリバティハイツだが、母父ミスタープロスペクター系はマイナス材料だ。

ラッキーライラックも母父ミスタープロスペクター系、アーモンドアイやリリーノーブルは父がキングカメハメハ以外のミスタープロスペクター系で本命には推しづらい。

【プリモシーンの血統表】

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