G1特集 第77回 桜花賞G1特集 第77回 桜花賞

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ソウルスターリング 無傷の5連勝で桜の女王へ

ソウルスターリング
チューリップ賞も快勝したソウルスターリング

無傷の3連勝で2歳女王となった注目の良血馬。今年初戦のチューリップ賞では先団を見ながら追走すると、最後の直線では残り200mで楽に抜け出してそのままゴール。阪神JFで2着に迫ったリスグラシューを寄せ付けない走りを見せ、連勝記録を伸ばした。勝ち時計も非常に優秀で、本番さながらの強い内容だった。現時点での完成度は高く、能力は一枚抜けている。出てくれば強敵であったファンディーナが皐月賞に回ったことで、勝利への可能性がまた高まった。死角はほぼないが、心配があるとすれば極端なスローペースになった時の折り合いや、揉まれる展開だろうか。

アドマイヤミヤビ 強さを示す3連勝の実績

アドマイヤミヤビ
クイーンCからG1取りに挑むアドマイヤミヤビ

デビュー戦こそ2着に敗れたが、その後は重賞のクイーンCを含めて3連勝を果たした。百日草特別では後に弥生賞を制したカデナを下しての勝利。前走クイーンCは中団外目追走から、最後の直線は馬場の真ん中を力強く抜けてきた。勝ち時計も優秀で、強さを示す内容。昨年同レースを制したメジャーエンブレムほどではないが、例年の桜花賞のレベルであれば勝ち負けになる感触がある。今年はかなりのハイレベルで、ソウルスターリングとの力関係が最大のカギ。決め手はヒケを取らないし、ここにきての成長力次第では逆転のシーンも十分ある。

リスグラシュー 阪神JFでは勝ちに等しい内容

リスグラシュー
自慢の決め手で巻き返しを期すリスグラシュー

前走チューリップ賞では勝負どころからソウルスターリングを見ながら動いたが、最後の直線での追い比べで逆に突き放されて3着に終わった。休み明けという条件は同じだったので、少し物足りなさがあるのは確かだが、これを叩かれての上積みは期待できるはず。阪神JFでは出遅れた上に、終始外を回っての競馬。コース取りには内と外でかなり差がありながら、0.2秒差という結果であり、内容的には勝ち馬に等しいものがあった。今回も末脚を活かす競馬になるだろうが、展開・コース取り次第ではソウルスターリングに迫れるはずだ。

カラクレナイ 鋭い決め手で一角崩しを狙う

カラクレナイ
フィリーズレビューを差し切ったカラクレナイ

デビューから一貫して芝1400mを使われている。初戦は4着に敗れたが、その後は3連勝をマーク。前走フィリーズレビューでは直線大外から伸びて、レーヌミノルを差し切った。レーヌミノルの仕掛けのタイミングがややまずかった点はあったにせよ、1400mで同馬を負かしたことは評価に値する。勝ち時計もなかなか優秀で、能力の高さはうかがえると言っていい。今回は初の1600m。血統的には全く問題なく、むしろマイルの方が合っている気さえする。チューリップ賞組との力関係の方がポイントとなるだろう。

ミスパンテール 末恐ろしい新星か

デビュー勝ちを果たした昨年7月の札幌以来、約7か月ぶりの実戦となった前走チューリップ賞。後方寄りでレースを進め、最後の直線ではリスグラシューの外から鋭く伸びて2着に入線した。新馬勝ちの時計自体はさほど目立たなく、激走と言っていい走りで本番への優先出走権を獲得した。ただ、フロックではないだろうし、キャリア2戦目でこのレベルの走りができるのは、末恐ろしい。新星と呼べる存在かもしれない。レース後の反動がなければ、本番に向けての期待は十分。血統的にはオークスよりも桜花賞で狙いたいタイプでもある。

ライジングリーズン アネモネSなど3勝をマーク

キタサンブラックと同じく父にブラックタイドを持つ馬。北海道サマーセール出身馬で、やや地味な存在ながらも、ここまで4戦3勝の好成績を挙げている。1月のフェアリーSでは、次走クイーンCでも2着に入ったアエロリットを下して優勝。前走アネモネSは1番人気に応えて、見事に差し切った。ただ、格的にはここでも通用してもいいのだが、桜花賞を狙うには好ましいローテーションではない。中山芝1600mばかりで3勝とし、阪神芝1600mを経験していないが大きな減点材料。やってみなければわからないが、積極的には狙いにくいタイプだ。

ミスエルテ 今回は牝馬同士の一戦だが、休み明け

ファンタジーSを快勝後は阪神JFではなく、朝日杯FSに挑戦。1番人気に支持されたものの、最後の直線で伸び切れずに4着に終わった。通常だと牡馬が相手なので善戦と言えるのだが、今年は牝馬のレベルがかなり高い。仮に阪神JFへ行っていたとしても勝ち負けになっていたかはわからない。同じフランケル産駒のソウルスターリングを筆頭に、層が厚いメンバーが揃っている。地力はそれほどヒケは取らなくても、今回ぶっつけでの挑戦となる点がどうか。厩舎の手腕は折り紙つきだが、実際には久々の分の割り引きは必要だろう。

アエロリット 1勝馬だが相手なりのタイプか

勝ち鞍はデビュー戦の1勝のみだが、重賞で2着が2回の実績。フェアリーSではライジングリーズンの2着。そして前走クイーンCではアドマイヤミヤビに最後まで食い下がり、半馬身差の2着に入った。デビュー勝ちは芝1400mだったが、マイルの距離が長いというわけではないはず。勝ちみに遅い一方、相手なりに走るタイプのように見える。関東馬なので、初の関西遠征がポイント。トライアルを使っていないので、阪神芝コースの経験がない点も不利な材料だろう。相手がさらに強くなり、初めてのG1でも粘りを見せられるか。

サロニカ エルフィンSを逃げ切り勝ち

ディープインパクト産駒で、デビュー戦は阪神芝1600mを勝利している。2番手追走から上がり33秒8の脚を繰り出した内容だったが、レベル自体はさほど強調できるものではない。2戦目の白梅賞は3着。3戦目となった前走エルフィンSは、スローペースを先頭で引っ張りそのまま逃げ切った。楽な展開に持ち込めたことが勝因で、過大評価は難しい一戦。逃げなくても競馬はできるはずだが、重賞レベルで厳しい流れになった時の対応は未知数だ。できればトライアルを使い、現状での力を把握したかった。この相手に果たしてどこまで通用するか。

レーヌミノル 能力は高いが距離が課題

昨年末の阪神JFでは3着に入線。本質的には距離が長いはずで、地力だけで踏ん張った印象。小倉2歳S圧勝の内容は素晴らしく、スプリント能力に秀でているタイプだ。前走フィリーズレビューは守備範囲の距離。ここはしっかりと結果を出したかったが、結果的には抜け出すのが少し早かった。それでも控える競馬ができた点は一応収穫と言える。スピード能力は上位でもクイーンCのようにハナに行くと、マイルG1では厳しいだろう。今回もなんとか脚を溜めて、どれだけ伸びることができるかという競馬になりそうだ。