第76回 桜花賞 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去9年のJRA-VANデータをもとに、
桜花賞を丸裸にしてみよう！

スローペースとなった昨年は５番人気レッツゴードンキが逃げ切り勝ち。２着に７番人気クルミナル、３着に８番人気コンテッサトゥーレが入る波乱となった。

１）順当か波乱か、両極端の結果に

阪神競馬場の外回りコースで施行されるようになった2007年以降の過去９年（以下同じ）の人気別成績は、１番人気馬が【3.2.0.4】。一昨年のハープスターら最多の３勝で、連対率・複勝率55.6％。２番人気馬は【2.3.0.4】で、12年ジェンティルドンナら２勝。以下、３・５・７・12番人気馬が１勝ずつ。12番人気馬の優勝は08年レジネッタ。同年は２着にも15番人気エフティマイアが激走し、馬連19万6630円・３連単700万2920円の大波乱となった。

また、昨年は５番人気レッツゴードンキが勝利。２着に７番人気クルミナル、３着に８番人気コンテッサトゥーレが激走し、３連単23万3390円の波乱。対して、09年・11年・一昨年は１・２番人気馬がともに連対し、非常に堅い決着に終わった。順当か波乱か、両極端な傾向となっている。

２）キャリア４戦の馬が好成績

キャリア別成績では、勝ち馬が３戦〜６戦におさまっている。なかでも４戦の馬は【5.2.2.18】で、一昨年のハープスターら最多の５勝。連対率25.9％・複勝率33.3％と優秀だ。

出走数が多い５戦の馬は【2.1.3.33】で昨年のレッツゴードンキら２勝、６戦の馬は【1.2.3.34】で08年レジネッタが勝利。ともに連対率・複勝率では４戦の馬に大きく水を開けられている。また、３戦の馬は【1.2.1.10】。11年マルセリーナが勝利し、昨年も２・３着馬が該当。連対率21.4％・複勝率28.6％と４戦の馬に迫る高さだ。ちなみに、７戦以上の馬は【0.1.0.37】。３着以内に好走したのは08年２着エフティマイアのみで、苦戦傾向にある。

３）チューリップ賞組はオープン・重賞勝利実績に注目

前走レース別成績は、チューリップ賞組が【7.3.5.21】。昨年のレッツゴードンキらダントツの７勝をあげており、連対率27.8％・複勝率41.7％と非常に高い。単勝回収率・複勝回収率ともに100％を超えている。

チューリップ賞組は前走人気とオープン・重賞での勝利実績に注目。前走チューリップ賞で２番人気以内だった馬が【6.3.0.5】で、この組の連対馬10頭中９頭を占めている。また、３着以内馬15頭のうち、過去にオープン・重賞での勝利実績があった馬が12頭。前走２番人気以内の馬、オープンクラスでの勝利実績がある馬は要注目だ。

４）距離延長組は苦戦傾向

他の前走レースでは、出走数最多のフィリーズＲ組が【1.0.1.48】。08年レジネッタの１勝のみで、連対率2.0％・複勝率4.0％と低い。これら距離延長組はのべ60頭出走して、【1.0.1.58】と苦戦傾向にある。

一方、出走数は少ないもののエルフィンＳ組は【1.1.0.2】で、11年マルセリーナが勝利。また、クイーンＣ組は【0.3.1.12】で勝ち星こそないものの、連対率18.8％・複勝率25.0％と健闘している。なお、アネモネＳ組は【0.0.1.20】。連対馬が出ておらず、不振傾向にある。

【桜花賞過去10年】

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