第75回 桜花賞 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

過去８年のJRA-VANデータをもとに、
桜花賞を丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気ハープスターが優勝。大外18番からのスタートで、道中は最後方。直線で大外に持ち出し、豪快に全馬をまとめて差し切った。

１）順当か波乱か、両極端の結果に

阪神競馬場の外回りコースで施行されるようになった2007年以降の過去８年（以下同じ）の人気別成績は、１番人気馬は【3.2.0.3】。昨年のハープスターら最多の３勝をあげ、連対率62.5％と高い。２番人気馬は【2.3.0.3】で、12年ジェンティルドンナら２勝。連対率・複勝率は１番人気馬と同じ高さだ。以下、３・７・12番人気馬が１勝ずつ。12番人気馬の優勝は08年レジネッタ。同年は２着にも15番人気エフティマイアが激走し、馬連19万6630円・３連単700万2920円の大波乱となった。

また、一昨年は７番人気アユサンが勝利。３着に14番人気プリンセスジャックが入り、３連単67万9300円の波乱。対して、09年・11年・昨年は１・２番人気馬がともに連対し、非常に堅い決着に終わった。順当か波乱か、両極端な傾向となっている。

２）キャリア４戦の馬が好成績

キャリア別成績では、勝ち馬が３戦〜６戦におさまっている。なかでも４戦の馬は【5.2.2.16】で、昨年のハープスターら最多の５勝。昨年の３着ヌーヴォレコルトも該当し、連対率28.0％・複勝率36.0％と優秀だ。

出走数が多い５戦の馬は【1.1.3.30】、６戦の馬は【1.2.3.31】でそれぞれ１勝ずつ。連対率・複勝率では６戦の馬が上回るものの、４戦の馬には大きく水を開けられている。また、３戦の馬は【1.1.0.7】で、11年マルセリーナが勝利。昨年もレッドリヴェールが２着に入り、連対率22.2％と４戦の馬に迫っている。ちなみに、７戦以上の馬は【0.1.0.33】。３着以内に入ったのは08年２着エフティマイアのみで、苦戦傾向にある。

３）チューリップ賞組はオープン実績に注目

前走レース別成績は、チューリップ賞組が【6.2.4.19】。昨年のハープスターら６勝と勝利数で他を大きく離している。昨年は１・３着馬が該当し、連対率25.8％・複勝率38.7％と高い。単勝回収率・複勝回収率ともに100％を超えている。

チューリップ賞組は前走での人気をチェック。前走２番人気以内だった馬が【5.2.0.5】で、この組の連対馬８頭中７頭を占めている。また、３着以内馬12頭中、過去にオープンクラスでの勝利があった馬が10頭。この組は前走人気とオープンでの実績に注目だ。

４）距離延長組は苦戦

他の前走レースでは、出走数が最も多いフィリーズＲ組が【1.0.1.43】。08年レジネッタの１勝のみで、連対率2.2％・複勝率4.4％と低い。これら距離延長組はのべ55頭出走して、【1.0.1.53】と苦戦傾向にある。

一方、出走数は少ないもののエルフィンＳ組は【1.1.0.2】と好成績。また、クイーンＣ組は【0.3.1.11】、フラワーＣ組は【0.1.1.8】。ともに勝ち星こそないものの、複勝率20％以上と健闘している。なお、アネモネＳ組は【0.0.1.18】。連対馬が出ておらず、不振傾向にある。

【桜花賞過去10年】

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