第16回 チャンピオンズカップ 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

過去７年のJRA-VANデータをもとに、
チャンピオンズカップを丸裸にしてみよう！

昨年のチャンピオンズＣのスタート直後。レースは先行した２番人気ホッコータルマエが勝利。２着には８番人気ナムラビクターが激走した。

※阪神競馬場ダート1800ｍで行われた08〜13年ならびに昨年のチャンピオンズＣの過去７年を対象とする。

１）２着馬・３着馬は人気薄も好走

過去７年の人気別成績は、１番人気馬が【3.0.2.2】。10・11年連覇のトランセンドら最多の３勝をあげるも、近３年は４・３・12着に終わっている。２番人気馬は【1.0.1.5】で、昨年のホッコータルマエが勝利。連対率14.3％・複勝率28.6％と低い。以下、３・４・６番人気馬が１勝ずつと上位人気馬が勝ち切る傾向が強い。６番人気馬の優勝は12年ニホンピロアワーズ。なお、２着馬は８番人気、３着馬は12番人気まで幅広く分布しており、人気薄の伏兵が激走することがある。

馬連での万馬券は08年の１回のみだが、３連単で５万円以上の配当は過半数の５回とやや波乱傾向にある。

２）ＪＢＣクラシック組が連対率・複勝率トップ

前走レース別で出走数が多いのはＪＢＣクラシック組・みやこＳ組・武蔵野Ｓ組の３レース。まず、ＪＢＣクラシック組は【2.3.3.20】で、昨年のホッコータルマエら２勝。連対率17.9％・複勝率28.6％は３レースの中で最も高い。昨年は１着ホッコータルマエが該当しており、09年を除いて毎年１頭は３着以内に好走している。

この組の前走着順別成績は、前走１着馬が【0.1.2.2】。勝ち星がなく、連対率も20％と低い。前走２着【1.1.0.4】、前走３着【0.1.1.4】でともに複勝率33.3％。前走４着は【1.0.0.4】で昨年のホッコータルマエが巻き返して勝利している。この組の３着以内馬８頭はすべて前走４着以内だった。

３）武蔵野Ｓ組は前走１着馬に注目

みやこＳ組は【2.2.2.19】で、12年ニホンピロアワーズら２勝。昨年は２着ナムラビクターが該当し、連対率16.0％・複勝率24.0％。この組の３着以内馬６頭もすべて前走４着以内だった。

また、武蔵野Ｓ組は【2.1.0.17】。08年カネヒキリ、一昨年のベルシャザールと２勝をあげている。連対した３頭のうち、一昨年のベルシャザールら２頭は前走武蔵野Ｓで勝利をおさめていた。カネヒキリ（前走９着）のみ前走からの巻き返しに成功している。

マイルＣＳ南部杯組は【1.0.0.3】で、09年にエスポワールシチーが勝利。勝ち馬はすべて上記４レースから出ている。

４）馬体重520キロ以上の馬が好成績

レース当日の馬体重別成績では、過去７年の３着以内馬21頭はすべて460キロ以上の馬だった。

また、500キロ未満の馬が【0.2.2.34】で複勝率11.8％に対し、500キロ以上の馬は【7.5.5.56】で同23.3％。勝ち馬７頭はすべて500キロを超えていた。なかでも、520キロを超える大型馬は【4.4.2.29】で、一昨年のベルシャザールら過半数の４勝。昨年２着のナムラビクターが該当し、連対率20.5％・複勝率25.6％と優秀だ。

【チャンピオンズカップ過去10年】

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