G1特集 第47回 高松宮記念G1特集 第47回 高松宮記念

血統分析

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サンデー系好調。父の短距離実績と母系の優秀さも重要

1)SS系が一応の中心か

サンデーサイレンス(SS)系が過去10年で5勝。勝率8.3%は他の系統を上回っており、まずは中心視したい血筋といえる。以下、ノーザンダンサー系が2勝で勝率5.9%、ミスタープロスペクター系が1勝で勝率3.3%、ナスルーラも1勝で勝率3.1%と、ほぼ横並びのイメージだ。

勝利から見放されているのがSS系以外のヘイルトゥリーズン系。2〜3着に入った4頭はいずれも2〜4番人気で、低評価を覆す走りを見せられていない。

○プラス評価……父サンデーサイレンス系
 ●マイナス評価…父SS系以外のヘイルトゥリーズン系

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父馬の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 5回 3回 5回 60頭 8.3% 13.3% 21.7%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 3回 1回 15頭 0.0% 20.0% 26.7%
ノーザンダンサー系 2回 2回 2回 34頭 5.9% 11.8% 17.6%
ミスタープロスペクター系 1回 1回 2回 30頭 3.3% 6.7% 13.3%
ナスルーラ系 1回 1回 0回 32頭 3.1% 6.3% 6.3%
その他の系統 1回 0回 0回 6頭 16.7% 16.7% 16.7%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付L 馬名 種牡馬 母父馬
2016.3.27 1 4 ビッグアーサー サクラバクシンオー Kingmambo
2016.3.27 2 6 ミッキーアイル ディープインパクト Rock of Gibraltar
2015.3.29 1 4 $エアロヴェロシティ Pins Kaapstad
2015.3.29 2 15 ハクサンムーン アドマイヤムーン サクラバクシンオー
2014.3.30 1 5 コパノリチャード ダイワメジャー トニービン
2014.3.30 2 17 スノードラゴン アドマイヤコジーン タヤスツヨシ
2013.3.24 1 11 ロードカナロア キングカメハメハ Storm Cat
2013.3.24 2 12 ドリームバレンチノ ロージズインメイ マイネルラヴ
2012.3.25 1 10 カレンチャン クロフネ トニービン
2012.3.25 2 17 サンカルロ シンボリクリスエス Crafty Prospector
2011.3.27 1 4 $キンシャサノキセキ Fuji Kiseki Pleasant Colony
2011.3.27 2 8 サンカルロ シンボリクリスエス Crafty Prospector
2010.3.28 1 6 $キンシャサノキセキ Fuji Kiseki Pleasant Colony
2010.3.28 2 17 ビービーガルダン チーフベアハート Westminster
2009.3.29 1 13 ローレルゲレイロ キングヘイロー テンビー
2009.3.29 2 4 スリープレスナイト クロフネ Nureyev
2008.3.30 1 4 ファイングレイン フジキセキ Polish Precedent
2008.3.30 2 10 $キンシャサノキセキ Fuji Kiseki Pleasant Colony
2007.3.25 1 8 スズカフェニックス サンデーサイレンス Fairy King
2007.3.25 2 17 ペールギュント サンデーサイレンス Lyphard
2)母父の血統と母系の優秀さも大切

母の父の系統別成績からは、優秀な血統と勝てない血が明白。中心視したいのはノーザンダンサー系、ナスルーラ系、あるいはマイナー血統で、SS系/ヘイルトゥリーズン系やミスタープロスペクター系はアタマとしては買いづらい。

また母系が優秀なら一定の強調材料となりそう。母が未勝利・未出走、祖母も未勝利、近親にたいした馬がいない……。そんな血統の馬が勝ち負けに持ち込むことは、かなり厳しい。

○プラス評価……母父がマイナー血統/ノーザンダンサー系/ナスルーラ系
 ○プラス評価……母系にG1馬がいる
 ●マイナス評価…母父SS系/ヘイルトゥリーズン系/ミスタープロスペクター系

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 0回 1回 1回 22頭 0.0% 4.5% 9.1%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 0回 2回 14頭 0.0% 0.0% 14.3%
ノーザンダンサー系 4回 3回 4回 57頭 7.0% 12.3% 19.3%
ミスタープロスペクター系 1回 3回 1回 32頭 3.1% 12.5% 15.6%
ナスルーラ系 2回 1回 1回 24頭 8.3% 12.5% 16.7%
その他の系統 3回 2回 1回 28頭 10.7% 17.9% 21.4%

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連対馬 母系の成績
スズカフェニックス 母の兄に英ダービー馬ドクターデヴィアスと高松宮杯勝ち馬シンコウキング
ペールギュント 母ツィンクルブライドは桜花賞2着/祖母デビルズブライドは米G3勝ち馬
ファイングレイン 母は3勝/母の姉は愛オークス馬Pure Grain
キンシャサノキセキ 母の兄はリュパン賞勝ち馬グルームダンサー/曾祖母はパリ大賞勝ち馬Lady Berry
ローレルゲレイロ 5代母は天皇賞勝ち馬クリヒデ/祖母モガミヒメは東京3歳優駿2着
スリープレスナイト 母は3勝/祖母は愛1000ギニー勝ち馬Katies/近親にヒシアマゾン
ビービーガルダン 近親にニュージーランドダービー勝ち馬Wahid
サンカルロ 母は3勝/祖母は伊1000ギニー勝ち馬ミスセクレト
カレンチャン 母は6勝/兄は京阪杯勝ち馬スプリングソング
ロードカナロア 母は5勝/祖母は米G1勝ち馬サラトガデュー
ドリームバレンチノ 母コスモヴァレンチは小倉2歳S勝ち馬
コパノリチャード 4代母は英オークス馬
スノードラゴン 母は3勝/近親にサッカーボーイやステイゴールド
エアロヴェロシティ 母は1勝/近親にニュージーランドG1馬多数
ハクサンムーン 母は5勝/祖母はOP勝ち馬メガミゲラン
ビッグアーサー 曾祖母は米G1馬
ミッキーアイル 母は2勝/曾祖母は米G1で4勝
3)母父の短距離重賞での実績を要チェック

勝ち馬は、現役時代に短距離G1で活躍した馬の産駒がさすがに目立つ。これに該当しないタイプは母父をチェック。Lyphard(ジャックルマロワ賞)、Nureyev(英2000ギニー1位入線)、Westminster(豪マイルG1など)、Crafty Prospector(6ハロン戦中心に活躍)、マイネルラヴ(スプリンターズS)、Rock of Gibraltar(英2000ギニーなど)と、「母父は高い短距離適性を持つ海外種牡馬」という馬が2着に来るケースが多いのだ。

◎プラス評価……父が短距離G1の勝ち馬
 ○プラス評価……母父が短距離G1勝ち馬で海外種牡馬(2着候補として)

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勝ち馬の父 現役時の短距離重賞実績
サンデーサイレンス ※未勝利勝ちは6ハロン戦
フジキセキ 朝日杯3歳S1着
キングヘイロー 高松宮記念1着
クロフネ NHKマイルC1着
キングカメハメハ NHKマイルC1着
ダイワメジャー マイルCS2勝/安田記念1着
Pins マイルと1400mのG2で勝利
サクラバクシンオー スプリンターズS連覇
4)新生・中京でもSS系が好調

2011年は阪神での開催で、それ以前はリニューアル前の中京。コーナーが下り坂、直線は400m以上、その途中に急坂アリと、劇的なまでの変化を遂げた新生・中京競馬場が舞台となってからは、まだ5回しか実施されていない。

リニューアル後(2012年〜2016年)の中京・芝1200m戦を調べてみると、種牡馬系統別の勝率ナンバー1はナスルーラ系の8.7%。SS系は5.1%止まり、ノーザンターンサー系は4.5%など、高松宮記念とは異なる傾向となっている。ただし1600万下〜重賞に限ると、SS系が8.4%で首位。「格の高いレースはSS系」となるのが面白い。

母の父の系統別勝率は、全体ではSS系が8.4%でトップ、その他のヘイルトゥリーズン系が3.6%でワースト1。1600万下〜重賞になると、その他のヘイルトゥリーズン系が7.0%と躍進するのだが、母父SS系/ヘイルトゥリーズン系と高松宮記念との相性の悪さは前述の通り。このあたりに波乱のカギは隠れているのかも知れない。

結論

本命として最適なのは父がサンデーサイレンス系の短距離G1勝ち馬で、母父がマイナー血統/ノーザンダンサー系/ナスルーラ系というタイプ。母系にG1馬がいることも重要だ。評価を下げたいのは、父がSS系以外のヘイルトゥリーズン系という馬、母父SS系/ヘイルトゥリーズン系/ミスタープロスペクター系だ。

ソルヴェイグは、父ダイワメジャー、母父ジャングルポケット、母は4勝馬。近親に高松宮記念3着のソルジャーズソングがいて、スケール感には欠くものの好走はできそう。キンシャサノキセキ産駒シュウジは母父がミスタープロスペクター系のKingmambo、母は未勝利だが、昨年、同じく母父Kingmamboのビッグアーサーが勝利しており、兄ツルマルレオンもスプリント重賞勝ち馬。確率的には苦しいものの勝機アリだろう。母父が米BCジュヴェナイル勝ち馬Capoteのセイウンコウセイが2着候補だ。

レッドファルクス、トーキングドラム、レッツゴードンキ、クリスマスは母父SS系。新生・中京との相性の良さを生かせれば上位争いも可能だろう。

【ソルヴェイグの血統表】

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ダイワメジャー
 Daiwa Major
 2001年 栗毛(千歳市)
*サンデーサイレンス
 Sunday Silence
 1986年 青鹿(米)
Halo
1969年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975年
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
スカーレットブーケ
 Scarlet Bouquet
 1988年 栗毛(千歳市)
*ノーザンテースト
1971年 栗毛(加)
Northern Dancer Nearctic
Natalma
ソルヴェイグ
 Solveig(JPN)
 牝 4歳 父12歳・母 8歳時産駒
 2013年 栗毛(白老町)
Lady Victoria Victoria Park
Lady Angela
*スカーレットインク
1971年 栗毛(米)
Crimson Satan Spy Song
Papila
Consentida Beau Max
La Menina
ジャングルポケット
 Jungle Pocket
 1998年 鹿毛(早来町)
*トニービン
1983年 鹿毛(愛)
Kampala Kalamoun
State Pension
Severn Bridge Hornbeam
Priddy Fair
*ダンスチャーマー
1990年 鹿毛(米)
Nureyev Northern Dancer
Special
アスドゥクール
 As de Coeur
 2005年 栗毛(白老町)
Skillful Joy Nodouble
Skillful Miss
*アイリッシュカーリ
  Irish Caerley
 1994年 鹿毛(愛)
Caerleon
1980年(米)
Nijinsky Northern Dancer
Flaming Page
Foreseer Round Table
Regal Page
Enthraller
1979年
Bold Forbes Irish Castle
Comely Nell
Goofed Court Martial
Barra