競馬予想・競馬情報トップ > G1特集 > 朝日杯フューチュリティステークス > 2017 > 有力馬情報
京王杯2歳Sを鮮やかに抜けたタワーオブロンドン
7月の札幌デビューから4戦3勝という成績。2戦目のクローバー賞で黒星がついたが、その後の2戦が圧巻の内容での勝利だった。ききょうSでは厳しい流れを好時計で3馬身半差抜けての完勝。そして、前走京王杯2歳Sは一転してかなりのスローペースとなったが、上がり33秒2の脚で突き抜けた。父はミスタープロスペクター系ながら、卓越した瞬発力が光る。距離もあと1ハロンぐらいの延長ならば問題はないだろう。昨年サトノアレスでこのレースを制している藤沢和雄厩舎。ライバルの存在は気になるが、連覇の可能性は十分だ。
サウジアラビアロイヤルCをレコードで制したダノンプレミアム
前走サウジアラビアロイヤルCでは2番手の追走から抜けだし、1番人気のステルヴィオの追撃を押さえ切った。枠が内と外で大きな差はあったが、それを差し引いても1馬身3/4差をつけてのレコード勝ちは、かなり中身が濃い。同レースが重賞となっての歴史は浅いが、今年はクラシックにもつながりそうなレベルにありそうだ。デビュー戦が阪神芝1800mで、そこを4馬身差の楽勝。コース替わりに不安はないし、ディープインパクト産駒にとっては大歓迎の舞台。流れに応じてどの位置からでも競馬はできそうで、終いも確実に伸びてくるだろう。
コスモス賞を勝っているステルヴィオ
6月1週目の東京で早々にデビューし、そこで鮮烈な内容で勝利した。いきなり2歳重賞を意識させる力を示し、2戦目のコスモス賞を順当に勝利。クビ差ではあったが、十分に評価できる内容だった。それだけに前走サウジアラビアロイヤルCでの敗戦はやや衝撃。しかし、結果的には勝ち馬もかなりの素質馬だった。2着でも例年ならば勝利に値する内容と言える。今年デビューのロードカナロア産駒の代表馬。仕上がりが早いだけでなく、成長力も見込める血統のはず。今回だけが勝負ではないが、重賞勝ち馬を相手に、逆転勝利を目指す。
前走デイリー杯2歳Sはやや混戦の中、ジャンダルムが1分36秒3の時計で勝利。同馬から0.6秒遅れて3着に入線したのが本馬だった。やや離された感じではあるが、芝の状態があまり良くなく、時計がかかった点は考慮しなければならないだろう。休み明けの上、馬体重も22キロ増加。叩かれての上積みは十分ありそうだ。母ケイアイガーベラはダート短距離で活躍した快速馬。あまり長い距離よりはマイル前後の方が合いそうだし、ディープインパクトの良さは芝で生きそうだ。相手は骨っぽいが、どこまで食い下がれるかに注目だ。
9月に新潟芝1400mでデビュー。2着の惜敗を経て、2戦目の阪神芝1400mを快勝した。上積みは大きく、2着馬に2馬身の差をつけて時計も上々だった。そして前走はもみじSに出走。3番手の追走から、最後の直線で鋭く脚を伸ばし、3馬身抜けた。稍重馬場だったが、終いの反応が素晴らしく、時計もかなり良かった。同じロードカナロア産駒のステルヴィオと同じぐらい将来が楽しみな素質馬に見える。今回、マイル戦への対応が課題となるが、折り合いはつきそうだ。馬群の中でしっかりと脚が溜まれば、上位争いに食い込むシーンがありそうだ。