第33回フェブラリーステークスレース回顧｜GⅠ特集

レース回顧

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レース結果

モーニン、力強く抜け出しレコードでＧ１初制覇！

第33回フェブラリーＳはＭ.デムーロ騎手騎乗の２番人気モーニンが好位追走から、最後の直線では残り200mで抜け出して優勝。Ｇ１初制覇を飾った。勝ち時計は1分34秒0（重）でレコードとなった。鞍上のデムーロ騎手はこのレース初勝利。本馬を管理する石坂正調教師は08年ヴァーミリアンに続き、このレース２勝目となった。

２着は１馬身1/4差でＣ.ルメール騎手騎乗の１番人気ノンコノユメ。３着はアタマ差で太宰啓介騎手騎乗の７番人気アスカノロマン。

レース展開・総括

コーリンベリーが引っ張る

スタートは全馬ほぼ横一線。８番コーリンベリーがダッシュよく出て行き、ダートコースに入ったところで先頭へ。１馬身差の２番手に９番モンドクラッセ。差がなく内から３番コパノリッキー、外からは11番スーサンジョイ。さらに外から13番タガノトネールが接近。コパノリッキーは控えた。先団を見ながら５番ベストウォーリア、14番モーニン。それから６番ロワジャルダンが外からジワリと進出。さらに10番グレープブランデー。１馬身差で１番パッションダンス、２番ホワイトフーガ、４番アスカノロマンが追走。３馬身切れて７番ノンコノユメ。16番ローマンレジェンドと15番サノイチが続き、２馬身差の最後方から12番マルカフリートという隊列となった。

コーリンベリーのリードは１馬身。前半800m通過は46秒1で淀みない流れ。３～４コーナーの中間を通過し、スーサンジョイが２番手。タガノトネール、モーニンらが差を詰めながら４コーナーを回り、最後の直線へと入っていった。

残り200mでモーニンが抜け出す

間もなくコーリンベリーが後退し、タガノトネールがわずかに先頭。それを追ってモンドクラッセとモーニン。ロワジャルダンも追い出しにかかる。馬場の中ほどからはベストウォーリア。ノンコノユメは大外に回って、叩き出しに入った。

残り200mのところでモーニンが抜け出して先頭。ロワジャルダンもジリジリと伸びるが、モーニンが力強い伸び脚で突き放しにかかる。外からはアスカノロマンとノンコノユメがほぼ並んで鋭く伸びてきたが、モーニンがそのまま押し切った。

史上最速でダート王者に輝く

勝ったモーニンは先行馬を見ながら自然なレース運び。先頭に立つのが少し早かったが、後続の追撃を難なく振り切って勝利にこぎつけた。キャリア７戦目でのダートＧ１制覇は、中央競馬史上最速。まだ底を見せていない、若きダート王者の誕生となった。

ノンコノユメは自分の競馬に徹し、上がり最速の決め手で追い詰めるも２着。雨は上がったが、馬場が回復せず、レコード決着となった点が苦しかった。３連覇を狙ったコパノリッキーは７着。内で控える形となり、最後の直線は伸びを欠いた。

【第33回フェブラリーステークス　成績表】

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着順	枠番	馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	タイム	着差
1	7	14	モーニン	牡4	57	Ｍ．デムーロ	1.34.0
2	4	7	ノンコノユメ	牡4	57	ルメール	1.34.2	1 1/4
3	2	4	アスカノロマン	牡5	57	太宰啓介	1.34.2	頭
4	3	5	ベストウォーリア	牡6	57	戸崎圭太	1.34.2	頭
5	3	6	ロワジャルダン	牡5	57	横山典弘	1.34.3	クビ
6	7	13	タガノトネール	セ6	57	柴田大知	1.34.5	1 1/2
7	2	3	コパノリッキー	牡6	57	武豊	1.34.6	クビ
8	5	9	モンドクラッセ	牡5	57	田辺裕信	1.34.7	3/4
9	8	16	ローマンレジェンド	牡8	57	内田博幸	1.34.8	1/2
10	1	2	ホワイトフーガ	牝4	55	大野拓弥	1.34.9	1/2
11	5	10	グレープブランデー	牡8	57	ヴェロン	1.34.9	頭
12	6	11	スーサンジョイ	牡4	57	和田竜二	1.34.9	頭
13	8	15	サノイチ	牡5	57	勝浦正樹	1.35.6	4
14	6	12	マルカフリート	牡10	57	石橋脩	1.36.2	3 1/2
15	4	8	コーリンベリー	牝5	55	松山弘平	1.36.8	3 1/2
16	1	1	パッションダンス	牡8	57	三浦皇成	1.40.9	大差

【第33回フェブラリーステークス　払戻金】