第68回 安田記念 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
安田記念を丸裸にしてみよう！

昨年は７番人気サトノアラジンが勝利。２着には８番人気ロゴタイプ、３着には３番人気レッドファルクスが入った。

１）波乱傾向が強い一戦

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【4.1.0.5】。15年モーリスら最多の４勝をあげ、連対率・複勝率50％。２番人気馬は【2.1.0.7】で、12年ストロングリターンら２勝。以下、８番人気馬が２勝、７・９番人気馬が各１勝をあげている。

勝ち馬以上に２・３着馬は下位人気まで幅広く分布。特に３着馬は９番人気以下が６頭と過半数を占めている。昨年２着のロゴタイプら毎年１頭は８番人気以下の伏兵が３着以内に好走している。３連単で10万円以上の配当が昨年を含めて８回と波乱傾向が強い一戦だ。

２）京王杯ＳＣ組は前走上がり２位以内の馬に注目

前走レース別成績で、出走数が最も多いマイラーズＣ組は【0.1.7.34】。勝ち馬は出ていないものの、３着が７回と多く、複勝率19.0％。この組の３着以内馬８頭中７頭は過去に重賞勝ちしており、そのうち６頭はマイル重賞での勝利経験があった。唯一重賞勝ちがない一昨年３着のフィエロもマイルＣＳで２着とＧ１連対経験があった。

次いで出走数が多い京王杯ＳＣ組は【2.3.2.32】。昨年のサトノアラジンら２勝をあげ、連対率12.8％・複勝率17.9％。この組は前走京王杯ＳＣでの上がり順位に注目。前走で上がり最速だった馬が【0.2.1.2】、上がり２位だった馬が【2.1.1.5】。この組の好走馬７頭はすべて前走上がり２位以内におさまっている。

３）昨年は大阪杯組から好走馬なし

その他国内の前走レースでは、ダービー卿ＣＴ組が【2.0.0.4】。15年モーリス、16年ロゴタイプと２頭の勝ち馬を出している。両馬はともに前走で連対を果たしていた。また、大阪杯組はＧ２時【0.2.1.3】で複勝率50％と好相性を示していたが、Ｇ１に昇格された昨年は【0.0.0.3】でいずれも着外に敗れている。ちなみに前走オープン特別組は【1.0.0.13】。10年１着のショウワモダンのみ好走している。同馬は２走前ダービー卿ＣＴ、前走メイＳと２連勝で臨んでいた。

前走海外レース組では香港・チャンピオンズマイル組は【0.2.0.15】。過去10年で勝ち馬は出ておらず、08年香港馬アルマダ、一昨年モーリスが２着と連対している。両馬はともに前走チャンピオンズＭで連対しており、かつ今回の安田記念で５番人気以内に支持されていた。また、ドバイターフ組は【1.0.0.0】で14年にジャスタウェイが１番人気に応えて勝利している。

４）勝ち馬はすべて馬体重480キロ以上

出走馬の馬体重別成績は480キロ未満の馬が【0.1.4.45】なのに対して、480キロ以上の馬は【10.9.6.97】。勝ち馬はすべて480キロ以上で、半数の５頭は500キロ以上の大型馬だった。

なかでも500〜519キロの馬は【4.6.3.38】で、15年モーリスら４勝。連対率19.6％・複勝率25.5％と優秀だ。対して、460キロ未満の馬は【0.0.1.16】で連対馬が出ておらず、苦戦傾向にある。

【安田記念過去10年】

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