第68回 安田記念 レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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モズアスコット、執念の連闘でＧ１初制覇！

第68回安田記念はＣ.ルメール騎手騎乗の９番人気モズアスコットが中団の追走から、最後の直線では馬群を鋭く捌いて伸び切り優勝。重賞初タイトルがＧ１となった。勝ち時計は1分31秒3でコースレコードタイ。鞍上のルメール騎手、本馬を管理する矢作芳人調教師はこのレース初勝利。

２着はクビ差で戸崎圭太騎手騎乗の５番人気アエロリット。３着は3/4馬身差でＭ.デムーロ騎手騎乗の１番人気スワーヴリチャード。

レース展開・総括

ウインガニオンがハナへ

スタートで２番サトノアレスが出遅れ。６番レーヌミノルが飛び出したが、16番ウインガニオンが仕掛けて前へ。３番手集団のインに４番アエロリット。半馬身差の外に８番キャンベルジュニア。その直後に１番スワーヴリチャード、５番ペルシアンナイト、７番ウエスタンエクスプレス、15番サングレーザーと人気どころがかたまって追走。その後ろには３番ダッシングブレイズ、10番モズアスコット、11番リアルスティールが並んで追走。12番ヒーズインラブ、14番リスグラシューが続き、３馬身差で出遅れたサトノアレス。１馬身差で９番レッドファルクス。２馬身差の最後方から13番ブラックムーンという隊列になった。

前半800m通過は45秒5で淀みない流れ。ウインガニオンが２〜３馬身のリードで４コーナーへ。レーヌミノルが続き、キャンベルジュニアとアエロリットが好位。その後ろも差がなく続き、各馬が最後の直線へと入っていった。

モズアスコットが２頭の間を鋭く強襲

ウインガニオンはリードをキープして残り400mを通過。アエロリットがわずかに２番手に上がるが、横一線に大きく広がり叩き合いとなった。馬場の４分どころからスワーヴリチャードが脚を伸ばして先頭をうかがう。大外からはサトノアレスが伸びてきた。

残り200mを過ぎてウインガニオンを交わしてアエロリットが先頭。スワーヴリチャードがジリジリと、前との差を詰めにかかるが、その２頭の間からモズアスコットが強襲。スワーヴリチャードを交わし、さらに鋭く伸びるとアエロリットをゴール寸前で差し切り、ゴールに飛び込んだ。

レコード決着を連闘で制す

あまりペースが上がりそうにないメンバー構成で、実際にそれほど速い展開ではなかったが、馬場がかなり良く、タイレコードの高速決着となった。この展開で鋭い脚を使ったのがモズアスコット。先週安土城Ｓを出遅れて２着に敗れた上、連闘というハードな臨戦過程だったが、底力を見せた。マイラーズＣではサングレーザーと僅差であり、元々これぐらいは走れる馬。オープンクラスに上がってから歯がゆい競馬が続いていたが、Ｇ１でその力が爆発した。

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