G1特集 第68回 安田記念G1特集 第68回 安田記念

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スワーヴリチャード 地力でG1連勝なるか

スワーヴリチャード
大阪杯でG1初制覇を飾ったスワーヴリチャード

前走大阪杯では序盤、後方からの追走となったが向正面の途中から一気に動いて先頭へ。最後の直線ではラチ沿いに入り、ラスト200mから追い出されるとグイと伸びて後続の追撃を押さえ切った。スローペースだったとはいえ、大胆にねじ伏せる競馬でG1初制覇を飾った。今回、実績ある東京に戻るが、マイル戦は初めて。道中の流れは厳しくなるし、前走のようなスタートだとまた後方からになる。脚を溜めようと思うと直線勝負になるだろう。地力と爆発力で差し切る可能性はもちろんあるが、末脚不発となるリスクもかなりあるとみる。

ペルシアンナイト マイルG1で逆転

ペルシアンナイト
マイルCSを勝利したペルシアンナイト

前走大阪杯は6番人気とかなり人気を落としたが、それに反発する見事な走り。自分の走りのリズムを守り、中団追走から末脚を伸ばして2着に入った。おそらく休み明けの中山記念で5着に敗れた点が懸念されたのだろうが、教科書通り叩かれて良化。昨年のマイルCSの覇者であり、巻き返しは当然といったところだろう。東京コースは未勝利だが、富士Sは休み明けで不良馬場、ダービーは距離と敗因は明確だ。本馬には距離短縮のリスクはなく、対スワーヴリチャードの勝算は十分ある。その他のライバルも気になるが、上位争いには持ち込めるだろう。

リスグラシュー 条件はベストでペースが上がれば

前走ヴィクトリアマイルでは1番人気でハナ差の2着。8枠スタートはこの馬にとって気にはならなかったが、ペースがあまり上がらなったのは誤算だろう。マイルG1としては完全にスローペースであり、上がり3ハロン32秒9の決め手を繰り出しても及ばない点からも、異例の流れであったことがわかる。脚を余した印象が強い。重賞勝ちはアルテミスSと、今年の東京新聞杯。条件としては引き続きベストだ。ヴィクトリアマイルよりも相手が強くなる反面、例年安田記念の方がペースは厳しくなる。ただ、今年はメンバーを考えるとあまり速くならない可能性がある。

サングレーザー 東京コースでさらに前進

サングレーザー
マイラーズCをレコード勝ちしたサングレーザー

前走マイラーズCでは中団あたりの内で追走し、最後の直線だけ外へ。エアスピネルとの叩き合いを制し、ゴール前で急追。押し切りにかかるモズアスコットを鮮やかに差し切った。勝ちタイムの1分31秒3はレコード。例年時計が出やすい馬場だけに、過剰評価はできないが、非常にいい走りだったように見えた。昨年のマイルCSでは僅差の3着。勢いだけでなく確かな力をつけてきたことがうかがえる。東京コースは初めてだが、ディープインパクト産駒なので全く問題はないはずだ。鋭い瞬発力がさらに生きる可能性があり、勝機も十分ありそうだ

リアルスティール 実績十分で折り合い次第

実績的にはメンバートップクラスであることは間違いない。16年にドバイターフを優勝。国内では天皇賞(秋)で2着、毎日王冠1着などがある。長い距離は苦しいが、芝1800m前後ではG1レベルの地力がある。今年はドバイ遠征明けでの出走。16年が同じローテーションで挑み、安田記念では道中折り合いを欠いてしまい11着に敗れた。今回もかなりリスクが伴う臨戦過程で、実際にゲートが開いてみないとわからない面がある。休み明け自体は問題はなく、しっかりと流れに乗ることができれば一発の可能性は十分あるだろう。