第67回 安田記念 レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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サトノアラジン、大外から鋭く差し切りＧ１初制覇！

第67回安田記念は川田将雅騎手騎乗の７番人気サトノアラジンが、後方寄りの追走から最後の直線は大外から鋭く差し切り優勝。待望のＧ１初制覇を飾った。勝ち時計は1分31秒5（良）。鞍上の川田騎手は、15年モーリスに続きこのレース２勝目。本馬を管理する池江泰寿調教師はこのレース初勝利となった。

２着はクビ差で田辺裕信騎手騎乗の８番人気ロゴタイプ。３着もクビ差でＭ.デムーロ騎手騎乗の３番人気レッドファルクス。なお、１番人気に支持されたイスラボニータは８着に敗れた。

レース展開・総括

ロゴタイプが平均ペースで引っ張る

スタートで７番グレーターロンドンが出遅れ。４番アンビシャスもダッシュがつかなかった。16番ロゴタイプが外からハナへ。リードを２馬身ほど取り、主導権を握った。２番手に２番サンライズメジャーと11番ブラックスピネル。差がなく内には２番ディサイファ、外には17番ヤングマンパワー。中には５番コンテントメントと15番イスラボニータ。先団は密集で、直後に10番クラレント。内に１番トーキングドラム。中団の外から18番ステファノスが続き、12番ビューティーオンリーが中ほど。13番ロジチャリスが押っつけての追走。グレーターロンドンは中団の後ろまで巻き返し、内に入っての追走。その後ろには６番レッドファルクスと14番サトノアラジン。２馬身切れて８番エアスピネル。さらに２馬身離れてアンビシャス、そして９番ロンギングダンサーが最後方から追走した。

ロゴタイプのリードは１馬身ほど。前半800m通過は45秒5で平均ペースだが、予想されたよりも流れた。サンライズメジャーがピッタリと外からマーク。その後ろにはブラックスピネルやイスラボニータらが脚を溜め、４コーナーをカーブ。後方勢はサトノアラジンがそのまま外を回り、最後の直線へと入っていった。

勝利目前の逃げ馬を差し切った

ロゴタイプが単独先頭で、その後ろは横一線になっての追い比べ。残り300mでロゴタイプが二の脚を使い再びリードを３馬身ほど取って先頭。２列目はほぼ一団の馬群となって、なかなか抜けてくる馬がいない。残り200mを過ぎてようやく、外からサトノアラジンが抜けにかかる。さらに外からはレッドファルクスの追い込み。馬場の中ほどからはグレーターロンドンが脚を伸ばした。内ラチ沿いで逃げ粘るロゴタイプ。そのままゴールに飛び込むかと思われたが、サトノアラジンがゴール前で強襲。クビ差だけ差し切り、優勝を果たした。３着にはレッドファルクスが上がった。

条件が揃い待望のＧ１初制覇

勝ったサトノアラジンは外目の枠で、良馬場と好条件が揃った。いつものように自分のペースで後方から進み、最後の直線での末脚にかけた。ロゴタイプが逃げる展開となったが、昨年のようなスローペースではなく、ある程度流れたこともこの馬にとっては良かった。とはいえ、上位５着まではいずれもクビ差の接戦。展開一つで結果は変わるだろうし、引き続き古馬のマイル路線は混戦だ。

ロゴタイプは勝利目前まで行き惜しくも２着。追いかけてきた先行勢は崩れており、内容としては勝った昨年よりも濃いかもしれない。３着レッドファルクスは距離をこなした。地力をあらためて示し、収穫ある競馬だった。

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