G1特集 第66回 安田記念G1特集 第66回 安田記念

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安田記念とは?

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東京競馬場5週連続G1のフィナーレを飾る安田記念。ゴール前で大接戦になることが多く、勝負強さが求められるレースだ。春の最強マイラーに輝くのは?

レース名は安田伊左衛門氏から命名

1951年に日本中央競馬会の初代理事長・安田伊左衛門氏の功績を称え、創設された「安田賞」が前身。安田氏は競馬法の制定や日本ダービーの創設など競馬の発展に大いに尽力し、日本競馬の父と呼ばれる人物である。第1回は4歳以上のハンデキャップ重賞として、東京競馬場の芝1600mで行われた。58年に同氏が死去されたことに伴い、現在の『安田記念』へと改称された。

84年のグレード制導入ではG1に格付け。同年より負担重量が定量に変更され、外国産馬も出走可能となった。93年には国際競走に指定。96年からは開催時期が日本ダービーの翌週に移設。現在では東京競馬場で行われる5週連続G1のフィナーレを飾る春の最強マイラー決定戦として定着している。05年から外国調教馬は9頭まで出走可能となった。

混戦で勝ち切る勝負強さが不可欠

過去にはオグリキャップやタイキシャトル、ウオッカなど日本を代表する一流馬が後続を引き離して優勝を果たした安田記念。

ただし、近年は全体的なレベルの底上げもあって、ゴール前は混戦になることが多い。実際に11年以降は5年連続でタイム差なしの大接戦となっている。13年はロードカナロア、一昨年はジャスタウェイと海外のレースを制した強豪がマイルの舞台で世界に通用する勝負強さを発揮した。

昨年はモーリスがクビ差の接戦を制して、G1初制覇。その後、マイルCSとの春秋マイル制覇を達成し、香港マイルも優勝。年度代表馬に輝く大活躍の先駆けとなった。

絶対王者の牙城を打ち破れるか?

昨年の覇者で前走の香港・チャンピオンズマイルを快勝したモーリスが今年も出走を予定している。今やマイル界に君臨する絶対王者の連覇達成なるかが最大の見どころだ。

挑戦者のなかで最右翼は前走ドバイターフを制したリアルスティール。海外を制した実力馬がマイルの新天地で国内G1初制覇を狙う。他にも京王杯SCを勝利したサトノアラジン、チャンピオンズマイル2着の香港馬コンテントメントらがスタンバイ。最強マイラーの系譜に名を連ねるのはどの馬か、好勝負に期待が高まる。