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圧巻の追い込みでダービー卿CTを制したモーリス
美浦の堀宣行厩舎に移籍後、1000万クラスから3連勝で駆け上がり、前走ダービー卿CTを制覇した。出遅れて後方から進むも直線大外から強烈な伸びを見せて差し切り勝ち。勝ち時計も優秀で、3馬身半突き抜けた内容は高く評価できる。10年にショウワモンダンがダービー卿CTから連勝で安田記念を制している例がある。これまでの格は劣っていても、勢いで突破する可能性がある。できればスタートをしっかりと決めて、レースの流れに乗りたいところ。厩舎としても先週のダービー制覇で勢いに乗っており、今週も非常に期待がかかる。
NHKマイルCに続くG1制覇を狙うミッキーアイル
前走高松宮記念はあいにくの道悪となったが、エアロヴェロシティとハクサンムーンとの追い比べで3着に入線。その前の阪急杯でも不良馬場の2着。控える競馬で結果を出しており、内容的には好感が持てる。昨年の安田記念は16着と惨敗したが、その時とは違う馬になっていると考えていいだろう。3歳時にNHKマイルCを制しており、東京替わりは何の問題もない。現状では1200〜1400mの方が折り合いが付きやすいかもしれないが、マイル戦でも前に上手く壁を作れれば、力は出せそうだ。持ち前のスピードを生かして抜け出したい。
昨年のマイルCSを8番人気で制して待望のG1初制覇。しばらく先行して伸びを欠いていたが、脚を溜める競馬に戻し、鞍上の岩田騎手の仕掛けも見事にはまった。昨年の安田記念は不良馬場の中4着。上位に入線したジャスタウェイらが今回は不在であり、今年は単純に地力上位の存在と言える。13年のレースもロードカナロアとは0.1秒差の3着だった。前走阪急杯は休み明けで5着。不良馬場で、馬体重も18キロ増。1400mもあまり得意なタイプではない。この敗戦は度外視していいだろう。今年も上位争いに加わってきそうだ。
昨年のマイルCSでは勝ち馬ダノンシャークとタイム差なしの2着に入線。年末の香港マイルは6着だったが、G1級の底力があり、陣営の期待もうかがえる。ディープインパクト産駒らしい、切れ味鋭いマイラーである一方、展開に左右される面もある。前走マイラーズCはスローペースで前が止まらない展開を差して3着。「負けて強し」と言えるが、このあたりが重賞未勝利である要因であろう。昨年は安田記念は不良馬場で8着。今年はぜひとも良馬場で走りたいところ。ペースが厳しくなればよりチャンスになる。G1初制覇に挑む。
母に06年高松宮杯とスプリンターズSを制したフラワーパークを持つ良血馬。デビューが遅く、長期休養もあったが、昨年秋から今年にかけて4連勝をマーク。2月に東京新聞杯を制し、重賞初制覇を飾った。前走京王杯SCはかなりのスローペースとなり、完全に上がりの競馬。いくら東京コースとはいえ、上がり32秒7の脚を持ってしても2着だった。相手関係的には勝ちたかったが、力負けではない。今回はスローペースになるとは考えにくく、力は存分に発揮できそう。相手はかなり手ごわくなるが、楽しみは十分。速い時計の決着にも対応できるだろう。