第14回 ヴィクトリアマイル 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
ヴィクトリアマイルを丸裸にしてみよう！

昨年は８番人気ジュールポレールが勝利。２着に１番人気リスグラシュー、３着に７番人気レッドアヴァンセが入った。

１）波乱傾向が強い一戦

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【3.3.0.4】。2013年ヴィルシーナら最多の３勝をあげており、連対率・複勝率60％。２番人気馬は【1.0.1.8】で、11年アパパネが勝利するも複勝率20％と低い。以下、４・５・６・７・８・11番人気が各１勝。昨年は８番人気ジュールポレールが制するなど、近５年は５番人気以下の伏兵が続けて勝利している。

２・３着馬も下位人気まで幅広く分布している。15年には５番人気ストレイトガールが勝利し、２着に12番人気ケイアイエレガント、３着に18番人気ミナレットが激走。３連単2070万5810円の大波乱となった。上位３番人気以内で決まった11年以外は７番人気以下の人気薄が１頭は３着以内に激走しており、波乱傾向が強い一戦だ。

２）阪神牝馬Ｓ組は前走２・３着馬の複勝率が優秀

前走レース別成績で、出走数最多の阪神牝馬Ｓ組は【4.4.3.55】。昨年のジュールポレールら４勝をあげ、連対率12.1％・複勝率16.7％。この組の前走着順別成績は、前走１着馬が【0.0.0.9】で意外にも３着以内馬なし。一方、前走２着馬は【1.1.2.6】で複勝率40.0％、前走３着馬は【0.1.1.4】で同33.3％と優秀だ。なお、前走５着以下から巻き返した５頭中４頭は過去にＧ１で３着以内に好走した経験があった。

福島牝馬Ｓ組は【0.2.2.31】で勝ち星がなく、連対率5.7％・複勝率11.4％と低い。ただし、この組の３着以内馬４頭中３頭は10番人気以下の伏兵だった。また、中山牝馬Ｓ組は【1.1.2.10】で12年ホエールキャプチャが勝利。複勝率28.6％と上記２レースを大きく上回っている。特に前走５着以内だった馬は【1.0.2.4】で複勝率42.9％と好成績をおさめている。

３）前走牡馬混合重賞組は要注意

その他の前走レース別成績は、少数ながら大阪杯組が【1.1.1.2】。13年ヴィルシーナが勝利し、連対率40％・複勝率60％と好相性だ。他では高松宮記念組が【1.0.1.11】で15年ストレイトガール、マイラーズＣ組は【1.0.0.5】で11年アパパネがそれぞれ勝利している。

出走数こそ少ないものの、前走国内の牡馬混合重賞組が３勝をあげており、注意しておきたい。

４）リピーターの好走が多い

過去10年で複数回好走した馬はストレイトガール、ヴィルシーナ、ホエールキャプチャ、ブエナビスタ、ジュールポレールの５頭。なかでもストレイトガールは15年・16年、ヴィルシーナも13年・14年と連覇を達成している。それぞれ２度目の優勝時が７番人気、11番人気と人気はなかった。

ホエールキャプチャも12年に優勝し、13年２着好走時が12番人気と人気薄で好走している。ジュールポレールも一昨年３着時が７番人気、昨年は８番人気で勝利している。前走まで不振でもこの舞台で復活することがあり、リピーター馬の好走に注意が必要だ。

【ヴィクトリアマイル過去10年】

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