第13回 ヴィクトリアマイル 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
ヴィクトリアマイルを丸裸にしてみよう！

昨年は６番人気アドマイヤリードが勝利。２着に11番人気デンコウアンジュ、３着に７番人気ジュールポレールと伏兵が激走し、３連単91万8700円の波乱となった。

１）波乱傾向が強い一戦

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【3.3.0.4】。13年ヴィルシーナら最多の３勝をあげており、連対率・複勝率60％。２番人気馬は【1.0.1.8】で、11年アパパネが勝利するも複勝率20％と低い。以下、５番人気馬が２勝、４・６・７・11番人気が１勝ずつ。昨年は６番人気アドマイヤリードが勝利するなど伏兵の一発がある。

２・３着馬も下位人気まで幅広く分布しており、昨年は２着に11番人気デンコウアンジュが激走。15年には５番人気ストレトガールが勝利し、２着に12番人気ケイアイエレガント、３着に18番人気ミナレットが激走。３連単2070万5810円の大波乱となった。近５年中一昨年を除く４年で３連単10万円以上が出ており、波乱傾向が強い一戦だ。

２）阪神牝馬Ｓ組は前走連対馬かＧ１連対実績馬に注目

前走レース別成績で、出走数が多いのが阪神牝馬Ｓ組と福島牝馬Ｓ組。阪神牝馬Ｓ組は【4.3.3.53】で昨年のアドマイヤリードら４勝をあげ、連対率11.1％・複勝率15.9％。この組で注目したいのが前走連対馬と過去にＧ１連対実績がある馬。前走阪神牝馬Ｓの連対馬は【2.1.2.14】で昨年１着のアドマイヤリード（前走２着）らが好走している。また、前走６着以下から巻き返した４頭中３頭は過去にＧ１での連対実績があった。

福島牝馬Ｓ組は【0.2.2.35】で勝ち星がなく、連対率5.1％・複勝率10.3％と低い。ただし、昨年２着デンコウアンジュらこの組の３着以内馬４頭中３頭は10番人気以下の伏兵だった。また、４頭はいずれも前走５着以内で、そのうち３頭は今回のヴィクトリアマイルでは逃げもくしは先行で好走している。また、中山牝馬Ｓ組は【1.1.2.10】で12年ホエールキャプチャが勝利。複勝率28.6％と上記２レースを大きく上回っている。なかでも前走中山牝馬Ｓで５着以内だった馬は【1.0.2.4】と好成績をおさめている。

３）前走牡馬混合重賞組は要注意

その他の前走レース別成績は、少数ながら大阪杯組が【1.1.1.2】。13年ヴィルシーナが勝利し、連対率40％・複勝率60％と好相性だ。他では高松宮記念組が【1.0.1.8】で15年ストレイトガール、マイラーズＣ組は【1.0.0.6】で11年アパパネがそれぞれ勝利している。

出走数こそ少ないものの、前走が国内の牡馬混合重賞組が３勝をあげており、注意しておきたい。

４）リピーターの好走が多い

過去10年で複数回好走した馬はストレイトガール、ヴィルシーナ、ホエールキャプチャ、ブエナビスタ、ウオッカの５頭。なかでもストレイトガールは15年・16年、ヴィルシーナも13年・14年と連覇を達成している。それぞれ２回目の優勝時が７番人気、11番人気と人気はなかった。

ホエールキャプチャも12年に優勝し、13年２着好走時が12番人気と人気薄で好走している。前走までは不振でもこの舞台で復活することがあり、リピーター馬の好走に注意が必要だ。

【ヴィクトリアマイル過去10年】

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