G1特集 第12回 ヴィクトリアマイルG1特集 第12回 ヴィクトリアマイル

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ヴィクトリアマイルとは?

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今年で12回目を迎える春の古馬マイル女王決定戦、ヴィクトリアマイル。優勝馬は大きく2つのタイプに分類される。新女王に輝くのは果たして?

春の古馬マイル女王決定戦

日本競馬史において、牝馬限定のG1は長らく3歳(現表記)三冠のみという時代が続いた。1991年に「阪神3歳ステークス」が牝馬限定の「阪神3歳牝馬ステークス(現在の阪神ジュベナイルフィリーズ)」に変更されても、古馬牝馬限定のG1はなかった。しかし、96年にエリザベス女王杯が古馬に開放されると、古馬牝馬が活躍できるような競馬番組の充実が図られるようになった。

春季に古馬牝馬の目標となるG1を創設しようという意図のもと、06年にヴィクトリアマイルを新設。第1回から東京競馬場の芝1600mを舞台に、4歳以上牝馬限定・定量の条件で行われている。現在では春の古馬マイル女王決定戦として定着している。また、東京競馬場で行われる5週連続G1の2戦目でもある。なお、創設当初から国際競走に指定されている。

優勝馬は2つのタイプに分類

過去11回の優勝馬を分類すると、大きく2つのタイプに分けられる。3歳時にクラシックを勝利したタイプと古馬になってこの舞台でG1初制覇を飾ったタイプだ。

前者に当たるのがダンスインザムード、ウオッカ、ブエナビスタ、アパパネ。3歳クラシックで脚光を浴びた名牝が古馬になって、再び実力を証明してみせた。

後者に該当するのがコイウタ、エイジアンウインズ、ホエールキャプチャ、ヴィルシーナ。エイジアンウインズ以外の3頭は桜花賞で惜しくも優勝を逃しており、昨年このレース連覇を達成したストレイトガールも最初のヴィクトリアマイル挑戦は僅差3着だった。これらは過去に好走したマイルの舞台で念願のG1初制覇を飾っている。

女王の栄冠の行方は?

ストレイトガールが引退した今回は新女王をめぐる一戦となる。まずは昨年2着のミッキークイーン。前走の阪神牝馬Sで久々の勝利を飾り、秋華賞以来となるG1制覇を狙う。高松宮記念で2着に入ったレッツゴードンキも桜花賞を勝利したマイルの舞台で完全復活を目指す。

他にも昨年のエリザベス女王杯の覇者クイーンズリング、福島牝馬Sを勝利したウキヨノカゼ、東京巧者のルージュバックらがスタンバイ。風薫る新緑の東京コースで栄冠を勝ち取るのは果たしてどの牝馬か、スタートから目が離せない。