G1特集 第10回 ヴィクトリアマイルG1特集 第10回 ヴィクトリアマイル

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ヴィクトリアマイルとは?

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新緑が鮮やかな5月の東京芝1600mで古馬牝馬の頂点を決める。昨年連覇を達成したヴィルシーナが引退し、今回は新たな女王が誕生する一戦となる。

春の古馬マイル女王決定戦

日本競馬史において、牝馬限定のG1は長らく3歳(現表記)三冠のみという時代が続いた。1991年に「阪神3歳ステークス」が牝馬限定の「阪神3歳牝馬ステークス(現在の阪神ジュベナイルフィリーズ)」に変更されても、古馬牝馬限定のG1はなかった。しかし、96年にエリザベス女王杯が古馬に開放されると、古馬牝馬が活躍できるような競馬番組の充実が図られるようになった。

春季に古馬牝馬の目標となるG1を創設しようという意図のもと、06年にヴィクトリアマイルが新設。第1回から東京競馬場・芝1600mを舞台に4歳以上の牝馬限定・定量の条件で行われている。現在では春における古馬マイル女王決定戦として定着している。また東京競馬場で行われる5週連続G1の2戦目でもある。なお、創設当初から国際競走に指定。現在では外国馬は9頭まで出走可能だ。

優勝馬は2つのタイプに分類

過去9回の優勝馬を分類すると、2つのタイプに分けられる。3歳時にクラシックで優勝を成し遂げた馬と古馬になってこの舞台でG1初制覇を飾った馬だ。

前者に該当するのが第1回優勝のダンスインザムード。3歳時に桜花賞を制し、約2年ぶりの勝利を果たす。他にもウオッカ、ブエナビスタ、アパパネらは3歳時にクラシックで優勝。古馬になって、再び力を証明してみせた。

後者に当たるのがコイウタ、エイジアンウインズ、ホエールキャプキャ、昨年連覇を達成したヴィルシーナ。エイジアンウインズはクラシックに出走していないが、他の3頭は桜花賞で惜しくも優勝を逃していた。好走したマイルの舞台で念願のG1制覇を飾るケースが多い。

節目となる第10回

昨年クラシックをにぎわせた4歳馬からはオークス優勝のヌーヴォレコルト、秋華賞を制したショウナンパンドラ、桜花賞でハープスターと接戦を演じたレッドリヴェールらが出走予定。

5歳以上の馬は昨年2着のメイショウマンボ、悲願のG1制覇を狙う昨年の3着馬ストレイトガールに加え、3連勝で阪神牝馬Sを制した上がり馬カフェブリリアントらが参戦。節目となる第10回の優勝馬はどの馬か、目が離せない。