第59回 宝塚記念 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
宝塚記念を丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気キタサンブラックが９着に敗退。３番人気だったサトノクラウンが勝利し、２着に５番人気ゴールドアクター、３着に４番人気ミッキークイーンが入った。

１）近年はやや波乱傾向

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【2.4.2.2】。14年ゴールドシップら２勝で、連対率60％・複勝率80％。２番人気馬は【2.1.1.6】で、09年ドリームジャーニーら２勝をあげている。以下、６・８番人気馬が各２勝、３・５番人気馬が１勝ずつ。昨年は３番人気のサトノクラウンが勝利している。

２・３着馬は下位人気まで幅広く分布。昨年は１番人気に推されたキタサンブラックが着外に敗れ、人気順で３→５→４番人気の順で３連単７万420円の波乱となった。近年はやや波乱傾向が強くなっている。

２）天皇賞・春組はＧ１連対実績馬に注目

前走レース別成績は、出走数が最も多い天皇賞・春組が【4.3.2.34】。14年ゴールドシップら最多の４勝をあげ、連対率16.3％・複勝率20.9％。昨年はゴールドアクターが２着に好走しており、10年を除いて１頭ずつ３着以内に入っている。この組の３着以内馬９頭はいずれも過去にＧ１での連対実績があり、勝ち馬はいずれもＧ１優勝経験があった。

他の前走国内Ｇ１組では大阪杯組が【1.0.0.1】で、昨年のサトノクラウンが勝利。ヴィクトリアＭ組は【0.2.3.5】で勝ち馬こそいないが、昨年はミッキークイーンが３着に好走し、複勝率50％と好相性だ。この組の３着以内馬５頭もいずれも４・５歳馬で、３歳時の牝馬三冠で連対した経歴があった。

３）鳴尾記念組は人気薄で注意

その他の前走レースでは、鳴尾記念組が好相性で【1.2.1.10】。15年にラブリーデイが勝利し、連対率21.4％・複勝率28.6％でともに天皇賞・春組を上回っている。３着以内に入った４頭はいずれも５番人気以下で、前走の鳴尾記念で４着以内に入っていた。目黒記念組は【1.0.0.16】で、好走したのは一昨年優勝のマリアライトのみ。

なお、前走海外Ｇ１組はドバイシーマクラシック組が【0.1.1.4】、香港・クイーンエリザベス２世Ｃ組が【0.1.0.2】。ともに複勝率33.3％で、３着以内馬は宝塚記念で２番人気以内に支持されていた。

４）牝馬と前走３番人気以内馬をチェック

出走馬の中で牝馬はのべ【1.3.4.9】。一昨年のマリアライトが勝利し、複勝率47.1％と非常に高い。昨年３着のミッキークイーンなど13年以降の近５年では毎年１頭は３着以内に好走している。

前走人気別成績は、前走１番人気だった馬が【3.3.3.18】。一昨年のマリアライトら３勝で、連対率22.2％・複勝率33.3％。前走２番人気馬は【3.2.2.15】で、15年ラブリーデイら３勝で前走１番人気馬とほぼ互角。前走３番人気馬は【3.1.1.14】で、昨年のサトノクラウンら３勝。これら前走３番人気以内だった馬が好成績をあげている。なお、前走４番人気以下だった馬は【1.2.3.57】で、３着以内に入った６頭はいずれも過去にＧ１での連対実績があった。

【宝塚記念過去10年】

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