第59回 宝塚記念 レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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ミッキーロケット、グランプリでＧ１初制覇！

第59回宝塚記念は和田竜二騎手騎乗の７番人気ミッキーロケットが、先団のインで折り合うと最後の直線で力強く抜け出して優勝。17年の日経新春杯以来となる重賞勝ちで、Ｇ１は初制覇となった。勝ち時計は2分11秒6（稍重）。鞍上の和田騎手は2000年のテイエムオペラオー以来となるこのレース２勝目。本馬を管理する音無秀孝調教師はこのレース初勝利となった。

２着はクビ差でＨ.ボウマン騎手騎乗の10番人気ワーザー。３着は３馬身差で高倉稜騎手騎乗の12番人気ノーブルマーズ。なお、１番人気に支持されたサトノダイヤモンドは６着に敗れた。

レース展開・総括

サイモンラムセスがハナへ行き、厳しい流れ

スタートで15番ゼーヴィントが外にややよれて、16番のキセキに接触したか。積極的に出ていく馬はおらず、11番サイモンラムセスが押し出されるようにハナへ。12番タツゴウゲキが外から並びかけ、１コーナーのカーブへ。１馬身差の３番手に５番ストロングタイタン。半馬身差で14番スマートレイアー。その直後の先団、インに４番ミッキーロケット、外にゼーヴィント。中に８番ダンビュライトが潜り込み、好位からの追走となった。

その後ろは１馬身差で２番ノーブルマーズ、３番サトノダイヤモンド、９番サトノクラウン、10番ヴィブロスとかたまっての追走。さらに１番ステファノス、７番パフォーマプロミスが続き、２馬身差の後方集団に13番ワーザー。それからキセキ、１馬身差の最後方に６番アルバートという隊列になった。

前半1000m通過は59秒4。馬場が乾くと同時に時計も回復してきたが、淀みないペースになった。サイモンラムセスのリードは２馬身ほどで、３コーナーへ。タツゴウゲキ、ゼーヴィントが続き、残り800m過ぎからサトノダイヤモンドがスパートを開始した。

ミッキーロケットが早めに先頭に立ち押し切る

サトノダイヤモンドの手ごたえはよく、外からまくり気味に進出。中のゼーヴィントの手ごたえはやや悪くなったが、内のミッキーロケットは凄い手ごたえで最後の直線へと入って行った。

先頭に立ったミッキーロケットに対し、２列目からサトノダイヤモンドが迫るが、やや脚が止まりかけた。内から出てきたノーブルマーズの方が食い下がり、外からはワーザーが迫ってきた。同馬の伸びがよく、懸命に前との差を詰めにかかるが、ミッキーロケットがそのまま押し切り優勝を果たした。３着にはノーブルマーズが入った。

香港馬ワーザーも地力を見せて２着

ミッキーロケットは不安定な成績が続いており、復調の気配は近走成績からは感じさせなかった。また、道悪や時計がかかる馬場、タフなレース展開が特段にいい感じもしなかった。しかし、今回のレースっぷりからは明らかに状態が良さそうだった。厳しいペースを、先団のインで折り合い、コース取りとしても最高だったと言えるだろう。

２着のワーザーは大きく馬体重（マイナス27キロ）を減らしていたが、粘り強い末脚で２着。地力があるところを見せた。

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