第57回 宝塚記念 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
宝塚記念を丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気ゴールドシップが大出遅れで大敗。６番人気ラブリーデイが勝利し、２・３着には２ケタ人気馬が激走。３連単52万8510円の波乱となった。

１）近２年は波乱傾向

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【3.3.2.2】。一昨年のゴールドシップら最多の３勝をあげ、連対率60％・複勝率80％と高い。２番人気馬は【2.2.0.6】で、13年ゴールドシップら２勝。以下、６番人気馬が昨年のラブリーデイら２勝、３・５・８番人気馬が１勝ずつ。８番人気馬の優勝は10年ナカヤマフェスタ。

昨年は２着に10番人気デニムアンドルビー、３着に11番人気ショウナンパンドラが激走。全体的には上位人気馬の決着が多いが、２・３着には昨年のように下位人気馬が突っ込むケースがある。一昨年は３連単25万1440円、昨年も３連単で52万8510円と近２年は波乱傾向となっている。

２）天皇賞・春組はＧ１での実績に注目

前走レース別成績は、出走数が最も多い天皇賞・春組が【5.4.1.32】。一昨年のゴールドシップら半数の５勝をあげ、連対率21.4％・複勝率23.8％。昨年２着のデニムアンドルビーも該当しており、10年を除いて毎年１頭は３着以内に入っている。この組の３着以内馬10頭中９頭は過去にＧ１で連対した実績があり、勝ち馬はすべてＧ１での優勝経験があった。

なお、前走海外Ｇ１組では香港・クイーンエリザベス２世Ｃ組が【1.1.0.1】。07年アドマイヤムーンが勝利しており、好相性。一方、ドバイシーマクラシック組は【0.0.1.2】で、13年３着のジェンティルドンナ（１番人気）のみだ。

３）鳴尾記念組が４年連続好走

前走Ｇ１組以外では、12年から６月上旬に行われるようになった鳴尾記念組に注目。【1.2.1.6】で、昨年のラブリーデイが勝利。12年３着ショウナンマイティ（６番人気）、13年２着ダノンバラード（５番人気）、一昨年２着カレンミロティック(９番人気）と近４年連続で好走馬を出している。これら４頭はいずれも芝2000〜2200ｍのＧ２で勝利した経験があった。

なお、目黒記念組は【0.0.1.17】で07年３着ポップロックのみ。大阪杯組は【0.0.0.4】でいずれも４着以下に敗れている。

４）３着以内馬の70％は前走３着以内

前走着順別成績は、前走１着馬が【4.4.3.23】。昨年のラブリーデイら最多の４勝をあげ、連対率23.5％・複勝率32.4％と高い。この組の３着以内馬11頭中９頭は宝塚記念で６番人気以内に支持されていた。

前走２着馬は【0.2.4.12】で勝ち馬こそいないものの、複勝率33.3％と前走１着馬を上回っている。前走３着馬は【3.1.0.11】で11年アーネストリーら３勝をあげ、勝率20.0％・連対率26.7％と優秀だ。これら前走１〜３着だった馬が宝塚記念の３着以内馬30頭中21頭、70％を占めている。

対して、前走４着以下だった馬は【3.3.3.70】で複勝率11.4％と低い。３着以内馬９頭のうち、昨年２着のデニムアンドルビー（前走10着）ら過半数の５頭は前走春の天皇賞で５着以下から巻き返した馬だった。

【宝塚記念過去10年】

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