第56回 宝塚記念 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

過去10年のJRA-VANデータをもとに、
宝塚記念を丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気ゴールドシップが勝利するも、２着に９番人気カレンミロティック、３着に８番人気ヴィルシーナが激走。３連単25万1440円の波乱となった。

１）上位人気馬での決着が多い

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【3.3.2.2】。昨年のゴールドシップら最多の３勝をあげ、連対率60％・複勝率80％と高い。近７年は続けて３着以内に入っている。２番人気馬は【2.2.1.5】で、一昨年のゴールドシップら２勝。連対率40％・複勝率50％は１番人気馬に次いで高い。以下、３・５・６・８・11番人気馬が各１勝。11番人気馬の勝利は05年スイープトウショウ。

上位人気馬での決着が多く、馬連での万馬券は05年の１回のみ。昨年は２着に９番人気カレンミロティック、３着に８番人気ヴィルシーナが激走し、３連単25万1440円の波乱となった。ただし、３連単10万円以上の配当も２回のみと堅めで決まることが多い。

２）天皇賞・春組はＧ１連対実績に注目

前走レース別成績は、出走数が最も多い天皇賞・春組が【5.4.1.33】。昨年のゴールドシップら半数の５勝をあげ、連対率20.9％・複勝率23.3％と高い。10年を除き、毎年１頭は３着以内に入っている。この組の３着以内馬10頭中９頭は過去にＧ１で連対した実績があった。また、勝ち馬はすべて過去にＧ１で勝利した経験があった。

安田記念は【1.0.2.10】で、05年スイープトウショウが優勝。同馬と09年３着に入ったディープスカイの２頭は前走安田記念で２着に好走していた。

なお、前走海外Ｇ１組では香港・クイーンエリザベス２世Ｃが【1.1.0.1】で好相性。ドバイシーマＣ組は一昨年・昨年とジェンティルドンナが出走。一昨年は３着に入ったものの、昨年は９着に敗れている。

３）鳴尾記念組が３年連続好走

前走Ｇ１組以外では金鯱賞組が【2.1.2.17】だが、12年からは開催時期が12月へ変更。金鯱賞の代わりに６月上旬に行われるようになった鳴尾記念組に注目。【0.2.1.5】で勝ち馬こそ出ていないが、12年３着ショウナンマイティ（６番人気）、一昨年２着ダノンバラード（５番人気）、昨年２着カレンミロティック(９番人気）と近３年連続で好走馬を出している。これら３頭はいずれも芝2000〜2200ｍのＧ２で勝利した経験があった。

少数ながら、ヴィクトリアＭ組は【0.2.1.4】で複勝率42.9％と優秀だ。昨年３着のヴィルシーナら３着以内馬３頭はいずれも前走ヴィクトリアＭで連対を果たしていた。

なお、目黒記念組は【0.0.1.14】で３着以内に入ったのは07年３着のポップロックのみ。大阪杯組も【0.0.0.3】でともに苦戦傾向にある。

４）３着以内馬の73％は前走３着以内

前走着順別成績は、前走１着馬が【3.4.4.21】。10年ナカヤマフェスタら最多タイの３勝をあげ、連対率21.9％・複勝率34.4％と高い。この組の３着以内馬11頭中９頭は宝塚記念で５番人気以内に支持されていた。

前走２着馬は【1.2.4.14】で、複勝率33.3％と優秀。前走３着馬も【3.1.0.10】で11年アーネストリーら３勝。勝率21.4％・連対率28.6％は１番人気馬を上回る高さだ。これら前走１〜３着の馬が宝塚記念の３着以内馬30頭中22頭、約73％を占めている。

対して、前走４着以下は【3.3.2.70】で複勝率10.3％と低い。３着以内馬８頭のうち、昨年優勝のゴールドシップ（前走７着）ら５頭は前走春の天皇賞で５着以下から巻き返した馬だった。

【宝塚記念過去10年】

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