第56回 宝塚記念 レース回顧｜G�T特集

レース結果

>> 成績表・払戻金はこちら

ラブリーデイ、２番手追走から抜け出してＧ１初制覇！

第56回宝塚記念は川田将雅騎手騎乗の６番人気ラブリーデイが、２番手追走から最後の直線で抜け出すと、後続の追撃を懸命に振り切り優勝。Ｇ１初制覇を飾った。勝ち時計は2分14秒4（良）。鞍上の川田騎手はこのレース初勝利。本馬を管理する池江泰寿調教師は09年ドリームジャーニー、12年オルフェーヴルに続きこのレース３勝目となった。

２着はクビ差で、猛然と追い込んだ浜中俊騎手騎乗の10番人気デニムアンドルビー。３着は１馬身1/4差で池添謙一騎手騎乗の11番人気ショウナンパンドラ。なお、１番人気に支持された横山典弘騎手のゴールドシップは、スタートで立ち上がり大きな出遅れを喫し、15着に敗れた。

レース展開・総括

レッドデイヴィスがスローで引っ張る

スタートでゴールドシップが立ち上がってしまい、大きく出遅れ。いきなり10馬身以上の不利となった。12番レッドデイヴィスが軽く仕掛けながら前へ。外から16番ラブリーデイが追随し、２番手へ。３番手には３番ネオブラックダイヤ、２番トーセンスターダム、10番オーシャンブルー。それから差がなくラチ沿いに１番ショウナンパンドラ。その横に11番ヌーヴォレコルトがつけて、先団を見ながらの競馬。中団はかたまり７番ワンアンドオンリー、14番トーホウジャッカル。１馬身差で８番ディアデラマドレ、５番カレンミロティック、13番ラキシス、９番トウシンモンステラが後方集団を形成。３馬身切れて４番アドマイヤスピカ、１馬身半差で６番デニムアンドルビー。さらに６馬身ほど離れた最後方にゴールドシップという隊列になった。

前半1000m通過は62秒5でスローペース。レッドデイヴィスは１馬身のリードでゆったりと引っ張った。２番手にラブリーデイ。３番手のインにトーセンスターダムがつけ、その後ろも集団で手ごたえ良く３〜４コーナーへ。ゴールドシップは徐々に挽回。後方から３番手に上がり、外を回ってスパートを開始した。

デニムアンドルビーの猛追を振り切り優勝

レッドデイヴィスは１馬身のリードを保ち、４コーナーを回り最後の直線へ。２番手のラブリーデイは最後の直線に入ってからの追い出し。３番手にヌーヴォレコルトが上がり、その外からはトーホウジャッカル。ラキシスの反応はひと息で、その外からデニムアンドルビーが鋭く脚を伸ばした。

残り200mを過ぎたところでラブリーデイが交わして単独先頭。３列目の馬たちの伸びは甘く、外からデニムアンドルビーが凄い脚を使って飛んできた。坂を駆け上がって押し切りにかかるラブリーデイに対し、デニムアンドルビーは一完歩ずつ差を詰める。ゴール前でさらに急追したが、ラブリーデイがそのまま押し切った。３着にはラチ沿いからしぶとく脚を伸ばしたショウナンパンドラ。

スタートで自滅し、３連覇の夢は消えた

単勝1.9倍。３連覇の期待が高かったゴールドシップだったが、スタートで終わった。ゲート入りはすんなり果たしたものの、中で２回も立ち上がってしまった。１回目は発走を免れたが、２回目に立ち上がった時にゲートオープン。いきなり10馬身以上のハンデを背負ってはさすがに勝負にならなかった。実績・地力十分の馬だが、気性難は相変わらず。非常に難しい馬だ。

勝ったラブリーデイは今年すでに重賞を３勝。3000m以上のレースでは結果が出せなかったが、適距離に戻ったここでＧ１初制覇を飾った。良発表でも力がいる馬場で追い込みにくく、ペースが遅くなったこともあり、絶好のポジションでレースができたと言える。２着デニムアンドルビーは、この馬場・展開で上がり34秒0の脚を使って２着。１頭だけケタ違いの脚を使った。京都では対応しきれなかったが、今日は凄い脚を見せた。

【第56回 宝塚記念　成績表】

この表は右にスクロールできます。

【第56回 宝塚記念　払戻金】

この表は右にスクロールできます。

★成績表・払戻金情報はTARGET frontier JVを使用