第49回 高松宮記念 レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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ミスターメロディ、中京の短距離でＧ１初制覇！

第49回高松宮記念は福永祐一騎手騎乗の３番人気ミスターメロディが、先団の内から追走し、最後の直線では叩き合いを抜け出して優勝。2018年のファルコンＳに続く重賞勝ちで、Ｇ１は初勝利となった。勝ち時計は1分07秒3（良）。鞍上の福永騎手は04年のサニングデール、16年のビッグアーサーに続きこのレースは３勝目。本馬を管理する藤原英昭調教師はこのレース初勝利となった。

２着は半馬身差で幸英明騎手騎乗の12番人気セイウンコウセイ。３着はアタマ差で藤岡康太騎手騎乗の17番人気ショウナンアンセムが入った。なお、１番人気に支持されたダノンスマッシュは４着に敗れた。

レース展開・総括

モズスーパーフレアが３コーナーでハナへ

スタートは８枠の２頭がやや出負け。４番セイウンコウセイが飛び出してまずは１馬身のリード。しかし、10番ラブカンプーも負けじと並びかけ、外からは16番モズスーパーフレアも応戦した。１馬身差で先団勢に２番ラインスピリットと６番アレスバローズ、３番ミスターメロディ、９番ナックビーナスと13番ダノンスマッシュがかたまって形成。さらに14番ペイシャフェリシタ、17番ダイメイフジが外。中団に５番ティーハーフ、12番ロジクライ、７番ショウナンアンセムが続いた。２馬身差で後方集団に１番スノードラゴンと16番デアレガーロ、８番レッツゴードンキ。差がなく後方２番手に18番ダイメイプリンセス。半馬身差で最後方に11番ヒルノデイバローという隊列になった。

結局、モズスーパーフレアが３コーナーでハナを奪って先頭に立った。前半600m通過は33秒2で今回の馬場としては平均ペースか。リードを３馬身に広げて４コーナーへ。２番手にはラブカンプー。セイウンコウセイは３番手の内々に控えた。同馬に並びかけてミスターメロディが４コーナーをカーブ。ダノンスマッシュはやや外を回り、最後の直線へと入っていった。

３頭の競り合いから抜け出したミスターメロディ

モズスーパーフレアのリードは１馬身で残り200mを通過したが、脚色が鈍ってきた。馬場の４分どころからセイウンコウセイが脚を伸ばし、その内からはミスターメロディ。さらに内からショウナンアンセムも伸びてきた。残り100mで外からダノンスマッシュが４番手に上がるが、前３頭との差がなかなか詰まらない。前はミスターメロディが叩き合いからわずかに抜け出し、食い下がるセイウンコウセイ。そしてショウナンアンセムがしぶとい伸び。結局、ミスターメロディが先頭でゴール。２着は際どくセイウンコウセイが残った。

時計が速く、スピードが生きた馬場

過去２年よりも明らかに時計が速く、前に行った馬も残りやすい馬場だった印象。モズスーパーフレアは失速してしまったが、内目で立ち回ったミスターメロディが勝利し、一番のダッシュを切ったセイウンコウセイが残り、ラチ沿いを攻めたショウナンアンセムまでもが好走した。ミスターメロディは昨年のファルコンＳを制しており、中京の重賞は２勝目。スピードの持続力がフルに生きる短距離戦で今後も目が離せなくなりそうだ。

【第49回 高松宮記念　成績表】

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