G1特集 第49回 高松宮記念G1特集 第49回 高松宮記念

有力馬情報

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ダノンスマッシュ 新たな覇者に名乗り

ダノンスマッシュ
シルクロードSを完勝したダノンスマッシュ

昨年のスプリント王者・ファインニードルが引退し、新たな覇者としてこの馬が名乗りを上げてきた。芝1200mに路線を変更してから4戦3勝の成績。前走シルクロードSは1枠スタートから楽に先団に取り付くものの、馬群に包まれてヒヤリとするシーンがあった。残り200mで外に持ち出される形となったが、追われてからの反応は抜群。鋭く馬群を切り裂いて1馬身1/4突き抜けた。勝ちタイムは水準並みで、自身のハンデは56.5キロだったが、着差以上の強さを感じさせた。父ロードカナロアとの同一G1制覇を目指す。

モズスーパーフレア 圧倒的なスピードで押し切れるか

モズスーパーフレア
オーシャンSを逃げ切ったモズスーパーフレア

圧倒的なスピードとダッシュ力を武器に成長を遂げているスプリンター。芝1400mはすべて5着だが、芝1200mは【6.1.1.2】という成績だ。前走オーシャンSでは前半3ハロン32秒3のハイペースで引っ張り、そのまま逃げ切り勝ち。勝ち時計の1分07秒1はレースレコードで、重賞初制覇を飾った。同じ54キロの斤量でナックビーナスを完封した力は脅威だ。高松宮記念での逃げ切り勝ちは、2009年のローレルゲレイロ以降はなく、容易な芸当ではない。しかし、本馬が簡単に止まるとも思えない。目標になる脚質でも、自分の競馬に徹した方がいいだろう。

レッツゴードンキ 今年も手堅く上位争い

レッツゴードンキ
7歳ながら元気いっぱいのレッツゴードンキ

前走阪急杯は前半から少し出して行き、好位からの追走。1枠スタートだったことも理由にありそうだが、いつもよりもかなり前目で競馬をした。ダイアナヘイローら人気の先行馬が失速する中、本馬は2着に入線。勝ち馬の決め手が凄すぎただけで、地力は示した。7歳の牝馬ながら活力やスピードはまだ衰えていない。このレースは2年連続で2着。16年は追い込み切れずに8着だが、前が止まらない高速馬場できつかった。このような特殊な馬場にならなければ、今年も手堅く上位争いに絡んできそうだ。鞍上の手腕にも期待がかかる馬だ。

ナックビーナス 安定度が強みで昨年は3着

近2走はモズスーパーフレアの逃げを捕らえ切れずに2着が続いている。前走オーシャンSは完敗という内容になったが、勝ち時計が速すぎたし、相手のパフォーマンスを褒めるべきだろう。昨年の同レースもキングハートの2着。力が落ちているわけでなく、芝短距離での安定度は相変わらず高い。4走前のスプリンターズは7着ながら、勝ち馬とは0.4秒差だ。ファインニードル、レッツゴードンキに次ぐ僅差の3着だった、昨年の高松宮記念と同程度の走りは見込めるのではないだろうか。良馬場であれば大崩れは考えにくい。

ロジクライ 差す競馬で短距離にも対応

前走阪急杯は2番人気で3着。1400m以下の距離は初めてだったが、忙しさは感じず中団あたりから追走できた。このあたりはマイルのG1で先行できるスピードの賜物だろうか。最後の直線はインコースで前が詰まった面があり、スムーズな競馬ができていればもう少し差が詰まっていたかもしれない。今回はさらに距離短縮となるが、案外手こずらず差す形で対応できそうだ。マイル戦ながら昨年の富士Sを1分31秒7という速い時計で勝利している点は強調材料。左回りのスピード勝負という意味で、今回につながりそう。前が止まる展開になれば楽しみだ。