第46回 高松宮記念 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
高松宮記念を丸裸にしてみよう！

稍重馬場で行われた昨年は４番人気の香港馬エアロヴェロシティが勝利。２着に６番人気ハクサンムーン、３着に３番人気ミッキーアイルと先行馬同士の決着となった。

１）近２年はやや波乱傾向

過去10年（11年の阪神開催を含む）の人気別成績は１番人気馬が【3.1.3.3】。13年ロードカナロアら３勝をあげ、連対率40％・複勝率70％。２番人気馬は【1.2.1.6】で、12年カレンチャンの１勝のみ。以下、３番人気馬が一昨年のコパノリチャードら３勝、４番人気馬が昨年のエアロヴェロシティら３勝。勝ち馬はすべて上位４番人気以内の馬から出ている。

対して、２・３着は下位人気まで幅広く分布している。07年は13番人気ペールギュント、一昨年は８番人気スノードラゴンが２着と激走。ともに馬連で万馬券の波乱となった。昨年は１番人気のストレイトガールが13着と大敗。４→６→３番人気の順で決まり、３連単８万円台と近２年はやや波乱が続いている。

２）外目の５〜８枠の馬が優勢

中京コース改装後の過去４年における枠順別成績は、内目の１〜４枠に入った馬が【2.0.1.29】。昨年のエアロヴェロシティ（２枠）ら２頭の勝ち馬が出ているが、複勝率は9.4％と低い。特に４枠に入った馬は【0.0.0.8】と不振傾向にある。

一方、外目の５〜８枠に入った馬は【2.4.3.30】。連対率15.4％・複勝率23.1％と優秀だ。昨年は２着ハクサンムーン（７枠）、３着ミッキーアイル（８枠）が好走している。なお、馬番順では３着以内馬12頭中８頭が２ケタ馬番の馬だった。

３）阪急杯組は前走４番人気以内

前走レース別成績は、阪急杯組が【5.4.4.38】。一昨年のコパノリチャードら最多の５勝をあげ、連対率17.6％・複勝率25.5％。毎年１頭は３着以内に好走している。

この組は前走阪急杯での人気に注目。前走１番人気だった馬は【2.2.1.2】で13年ロードカナロアら２勝。連対率57.1％・複勝率71.4％と高い。前走２番人気だった馬も【2.1.1.4】で一昨年のコパノリチャードら２勝。連対率37.5％・複勝率50％と優秀だ。ともに単勝回収率・複勝回収率は100％を超えている。

また、前走３番人気馬は【1.0.1.4】で09年ローレルゲレイロが勝利。前走４番人気馬【0.1.1.4】で、ともに複勝率33.3％。なお、前走５番人気以下だった馬は【0.0.0.24】と苦戦傾向にある。

４）オーシャンＳ組は芝1200ｍ重賞連対実績が必須

阪急杯組以外の前走レース別成績は、出走数最多のオーシャンＳ組が【3.2.3.62】。12年カレンチャンら３勝も、連対率7.1％・複勝率11.4％と低い。ただし、昨年２着のハクサンムーンら近７年は毎年１頭ずつ３着以内に入っている。これら３着以内馬８頭はすべて過去５走以内に芝1200ｍ重賞で連対した経験があった。

シルクロードＳ組は【1.1.3.15】で08年ファイングレインが勝利。複勝率は阪急杯組に迫る25.0％。この組の３着以内馬５頭はすべて前走で連対しており、そのうち４頭は勝利をおさめていた。

その他では中山記念組・スプリンターズＳ組・阪神牝馬Ｓ組から２着が１回ずつ。これら好走した３頭はいずれも過去にＧ１で３着以内に入った経験があった。

【高松宮記念過去10年】

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