第46回 高松宮記念 レース回顧｜G�T特集

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レース結果

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ビッグアーサー、レコードで制し一気に頂点へ！

第46回高松宮記念は福永祐一騎手騎乗の１番人気ビッグアーサーが、好ダッシュからハイペースを好位につけると、最後の直線は外目に持ち出し、素晴らしい伸び。叩き合いから抜け出して見事に優勝した。勝ち時計は1分06秒7（良）でレコード。鞍上の福永騎手は04年サニングデールに続き、このレース２勝目。本馬を管理する藤岡健一調教師は、待望のＪＲＡ・Ｇ１初制覇となった。

２着は3/4差で松山弘平騎手騎乗の２番人気ミッキーアイル。３着は１馬身3/4差でＣ.ルメール騎手騎乗の３番人気アルビアーノ。

レース展開・総括

ローレルベローチェがハイペースで引っ張る

スタートは全馬ほぼ互角。15番ローレルベローチェが押して押してハナへ。18番ハクサンムーンも出て行くが２番手に控えた。６番ミッキーアイルも好ダッシュを見せたが、内の３番手に控えての追走。２馬身切れて４番ビッグアーサー。１馬身差で内から３番サクラゴスペル、中に７番サトノルパン、外に10番アクティブミノル。１馬身差の中団に１番ブラヴィッシモ、５番スノードラゴン、12番ウリウリ、８番アルビアーノがかたまっての追走。直後に14番アースソニック、17番ヒルノデイバロー。さらに１馬身切れて後方集団に13番エイシンブルズアイと11番レッツゴードンキ、16番スギノエンデバー、９番ティーハーフ。５馬身差の最後方から２番ウキヨノカゼが追走した。

人気を分けた上位２頭の叩き合い

前半600m通過は32秒7でハイペース。ローレルベローチェが半馬身のリード。ハクサンムーンが４コーナーのカーブで先頭に並びかけ、それを後ろで見ながらミッキーアイル。ビッグアーサーも手ごたえ良く差がなく続き、最後の直線へと入っていった。

ローレルベローチェとハクサンムーンが馬場の中ほどに行き、先頭争い。ミッキーアイルとビッグアーサーはその外へ。内からはサトノルパンらが追い出しにかかった。残り200mでミッキーアイルが、ハクサンムーンとローレルベローチェを交わして先頭。しかし、その外からビッグアーサーがじわじわと迫る。残り50mでビッグアーサーがミッキーアイルを捕らえて先頭。そのままゴールに飛び込んだ。３着には馬場の３分どころから末脚を伸ばしたアルビアーノが入った。

レコード決着の大一番で素質が開花

勝ったビッグアーサーは重賞未勝利ながら、スプリンターとしての資質を高く評価されていた。前日の土曜日から条件戦の芝1200mでレコードが出る高速馬場となり、その点が本馬に味方したことは間違いない。天性のダッシュ力とスピードを存分に生かし、速い流れを好位で見ながら進む理想的な展開となった。人気を分けたミッキーアイルにとってもいい馬場で、展開的にも悪くなかった。力を出し切ったが。勝ち馬の力が一枚上だった。

【第46回 高松宮記念　成績表】

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