第45回 高松宮記念 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

過去10年のJRA-VANデータをもとに、
高松宮記念を丸裸にしてみよう！

昨年の高松宮記念の４コーナー。道中２番手のコパノリチャードが勝利。後方から８枠のスノードラゴンが２着に突っ込み、馬連万馬券決着に。

１）勝ち馬は４番人気以内

過去10年（11年の阪神開催を含む）の人気別成績は、１番人気馬が【3.1.4.2】。一昨年のロードカナロアら３勝をあげ、複勝率80％と高い。２番人気馬は【1.2.1.6】で、12年カレンチャンの１勝のみ。以下、３番人気馬が昨年のコパノリチャードら３勝、４番人気馬も08年ファイングレインら３勝。勝ち馬はすべて４番人気以内の馬から出ている。

一方、２・３着馬は下位人気まで幅広く分布している。07年は13番人気ペールギュント、昨年は８番人気スノードラゴンが２着と激走。ともに馬連で万馬券となっている。一昨年は10番人気ハクサンムーンが３着に入っており、ヒモ荒れするケースが目立つ。

２）外目の枠優勢、特に５・６枠が好成績

中京コース改装後の過去３年における枠順別成績は、内目の１〜４枠に入った馬が【1.0.1.22】。勝率・連対率4.2％、複勝率8.3％と低い。特に２枠・４枠は【0.0.0.6】で、不振傾向にある。

逆に外目の５〜８枠に入った馬は【2.3.2.22】。勝率6.9％・連対率17.2％・複勝率24.1％と優秀。特に５枠・６枠からは勝ち馬が出ており、複勝率33.3％と高い。

３）阪急杯組は前走２番人気以内に注目

前走レース別成績では、阪急杯組が【6.5.3.39】。昨年のコパノリチャードら過半数の６勝をあげ、連対率20.8％・複勝率26.4％と高い。毎年１頭は３着以内に入っている。

この組は前走人気別に注目。前走１番人気だった馬が【2.2.1.2】。一昨年のロードカナロアら２勝で、連対率57.1％・複勝率71.4％。前走２番人気だった馬も【3.1.1.3】で、昨年のコパノリチャードら３勝。連対率50％・複勝率62.5％。どちらも単勝回収率・複勝回収率ともに100％を超えている。

また、前走３番人気馬は【1.0.1.5】で、09年ローレルゲレイロが勝利。前走４番人気馬は【0.1.0.4】で、11年サンカルロが２着と好走している。一方、前走５番人気以下だった馬は【0.1.0.25】と不振傾向にある。

４）オーシャンＳ組は1200ｍ重賞実績が必須

阪急杯組以外の前走レース別成績は、出走数最多のオーシャンＳ組が【3.1.3.57】。12年カレンチャンら３勝で、連対率6.3％・複勝率10.9％。ただし、昨年２着のスノードラゴンら近６年は毎年１頭ずつ３着以内に入っている。この組の３着以内馬７頭中５頭は過去に芝1200ｍ重賞で勝利した経験があった。

シルクロードＳ組は【1.1.4.15】で、08年ファイングレインが勝利。昨年はストレイトガールらが３着に入り、複勝率28.6％と阪急杯組を上回っている。この組の３着以内馬６頭はいずれも前走で連対を果たしていた。

その他では中山記念組・スプリンターズＳ組・阪神牝馬Ｓ組から２着が１回ずつ。これら好走した３頭はいずれも過去にＧ１で３着以内に入った経験があった。

【高松宮記念過去10年】

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