G1特集 第45回 高松宮記念G1特集 第45回 高松宮記念

有力馬情報

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ストレイトガール 良馬場でG1初制覇を目指す

ストレイトガール
馬場に泣かされているストレイトガール

昨年の高松宮記念では1番人気に応えられず3着に敗れたが、敗因は不良にまで悪化した馬場につきる。秋のスプリンターズSは良馬場だったが、雨の影響でかなり馬場が緩くなる不運。パンパンの良馬場ならば2着ではなく、勝っていてもおかしくなかった。前走香港スプリントで日本馬最先着も十分納得がいくところで、3着という成績には胸を張っていい。今年は休み明けとなるが、これぐらいの間隔ならば問題ない。過去に何度も実績を残している。今開催、中京芝の時計がかかっている点は気になるものの、良馬場ならば力は発揮できそう。待望のG1初制覇を目指す。

ダイワマッジョーレ 不振から解放された実力馬

ダイワマッジョーレ
不良馬場の阪急杯を差し切ったダイワマッジョーレ

不良馬場となった前走阪急杯はダッシュがひと息で後方からの追走。最後の直線は大外に回る形となったが、グイグイと末脚を伸ばし差し切り勝ちを収めた。重賞制覇は13年京王杯SCに続く2勝目。13年のマイルCSではトーセンラーの2着と好走しており、これぐらい走る力はある。一時期の不振からは解放された印象を受けた。今回は初めての1200m。その点の対応が課題だが、直線が長くなった中京ならばこなせる可能性は高い。前が止まらない展開になると厳しいが、末脚は生かせそうだ。頼もしい鞍上を再び迎え、勝利をつかみたい。

ミッキーアイル 阪急杯2着は価値ある内容

徐々に控える競馬を試み、前走阪急杯は好位からの競馬。完全にコントロールできるようになったとは言えないものの、2着と結果を残せたことは大きい。しかも、不良馬場に加え、斤量が58キロだった。昨年の安田記念で16着と大敗した時は馬場にも苦しんだと思われていた。勝ち馬ダイワマッジョーレよりも2キロ斤量が重い中で、タイム差なしならば勝ちと言える内容だ。今回は初めての1200m。折り合いはよりスムーズになるかもしれないが、ハイペースに巻き込まれないようにしたい。マイルG1を勝っている底力は大きな武器であり、チャンスは十分あるだろう。

コパノリチャード 連覇がかかるも前走がひと息

昨年の高松宮記念を圧勝し、G1初制覇。不良馬場の影響でやや着差がついた印象だが、その前の阪急杯が破格の好時計だったため、勝ってもおかしくはなかった。その後は体調を崩した影響からか、成績は芳しくないが、昨年の阪神Cで2着と好走した。ただ、前走阪急杯が1番人気で6着と失速。速いペースを先行したことは確かだが、ミッキーアイルは2着に残っている。本馬としては不本意な内容だった感が否めない。敗因が定かでない分、モヤモヤした雰囲気を残したままの出走となりそう。変わり身を見せた上で、連覇を果たせるか。

エアロヴェロシティ 昨年の香港スプリントを逃げ切り勝ち

香港から遠征の7歳セン馬。ブリンカー着用で快進撃が始まり、大きな不利があった3走前以外は連対を続けている。昨年の香港スプリントでは持ち前のダッシュ力とスピードを武器に逃げ切り勝ちを果たし、G1初制覇を飾った。残り400mあたりから後続が迫っていたが、長い追い比べの末、日本のストレイトガールらの追撃を振り切った。これだけ安定した成績を残せるのは、こうした粘り強さも兼ね備えているからだろう。すんなりと先手を奪える展開になれば、今の中京の馬場は本馬にマッチしている印象。要注意の外国馬だ。