G1特集 第22回 秋華賞G1特集 第22回 秋華賞

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アエロリット 二冠達成へ向けて視界良好

アエロリット
クイーンSで古馬を撃破したアエロリット

NHKマイルC快勝後は、札幌のクイーンSに出走。持ち前の先行力で自然とハナに立つ展開になってしまったが、そのまま押し切ってしまった。淀みないペースで引っ張り、勝ちタイムはレースレコードタイとなる好時計。かなり強い内容だったと言える。トライアルを使わず直行となったのは予定通り。11年にアヴェンチュラがこのローテーションで制している。桜花賞の時のように道悪で、道中の位置取りが後ろになってしまうような競馬にならなければ高確率で勝ち負けになるだろう。ソウルスターリングが不在であることも追い風だ。

ラビットラン ローズSを快勝した新星

ラビットラン
ローズSを一気の末脚で制したラビットラン

前走ローズSでは8番人気ながら直線大外から凄い脚で差し切り優勝。重賞初制覇で見事に出走権をもぎとった。デビュー戦はダート1400mを好時計で圧勝。7月に初芝の中京芝1600mを勝っていたとはいえ、このパフォーマンスには驚かされた。父がTapitという外国産馬であり、本質的にはダート馬のイメージがある。だが、ローズSの走りを見ると、芝でも十分対応できるしフロックではない勝ち方。底を見せていない点も不気味で、一気のG1制覇も考えられる。今回は内回りコース。脚を溜めていく競馬にはなるだろうが、うまく捌けるかがカギになるだろう。

ファンディーナ 力はG1級で見直し

ファンディーナ
ここで結果を出したいファンディーナ

前走ローズSは休み明けで馬体重が22キロ増。好位追走から手応えよく最後の直線に向かったが、途中で失速して6着に敗れた。もちろん成長分もあるだろうが、やや重目残りで息切れした印象だ。皐月賞とは意味合いが違う敗戦であり、この時は仕方がない厳しいレース展開だった。スワーヴリチャードやレイデオロが日本ダービーで巻き返したのは偶然ではない。本馬もやはりG1級の力があるはずで、あらためて見直すべきだろう。アエロリットやラビットランは楽な相手ではないかもしれないが、振り切っての優勝を目指したい。

リスグラシュー 叩き良化で上位争いは濃厚

昨年のアルテミスSから勝ち鞍は遠ざかっているが、安定した末脚で堅実な成績を続けている。5着に敗れたオークスでは枠順と、馬場の内と外の不利が大きかった印象で、致し方がない結果に見える。それ以外は常に3着以内を確保しており、馬券的には外せないタイプだろう。前走ローズSは3着。チューリップ賞でも3着に終わっており、休み明けよりは一度叩かれた方がいいようだ。状態は間違いなく上がってくることだろう。色気をあまりもたずに、いつも通り末脚を活かす競馬に徹すれば、今回も上位争いは濃厚だろう。

モズカッチャン オークス2着の地力を見せる

この秋は予定通りローズSから始動。三たび1枠を引き、中団の内々で折り合いをつけての追走となった。手応えはまずまずに見えたが、最後の直線で伸びを欠いてしまい7着に終わった。ファンディーナ同様、休み明けで馬体重が14キロ増ではあったが、案外な内容・結果だった。ひと叩きされてどこまで変わるかというのが、大きなカギとなる。先の毎日王冠でソウルスターリングは敗れてしまったが、今年のオークスは高いレベルにある。フローラSから一気の上昇を見せた本馬もまた、地力は高い。内回りの2000mという条件も歓迎だ。