G1特集 第62回 大阪杯G1特集 第62回 大阪杯

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スワーヴリチャード

前走から中2週と間隔は詰まっているが、先週から強めの追い切りをやれており、調整過程は極めて順調だ。ここ2週はWコースで追われ、先週は助手を背に直線で僚馬2頭の外に出すと、余裕十分の手応えで最先着。今週はM.デムーロ騎手を背に単走で終始ほぼ馬なりという軽めの内容だったが、素軽い動きは目立っていた。体調面は万全で、実戦での右回り克服が課題になる。

サトノダイヤモンド

国内では初めてとなる中2週でのレースになるが、前走後も順調に乗り込まれており、この点は問題ないと見ていいだろう。今週は戸崎騎手を背にWコースで格下馬を追走してスタート。4角で内から1馬身差まで追いつき、ラスト200mから仕掛けられるとスムーズに加速して併走馬を突き放した。全体的な追い切り内容は軽めだが、馬体はきっちり仕上がっており、状態面に不安はない。

アルアイン

前走後は放牧を挟んで2月28日に栗東へ帰厩。4日後の3月4日の初追い切りから今週にかけて、軽めのものを含めると8本の追い切りをこなしており、調教量は十分だ。今週は川田騎手を背にWコース3頭併せの最後方からスタート。4角で内から前2頭に追いつき、ラスト200mからは大外の格下馬が遅れる中、真ん中のペルシアンナイトと併入した。目下絶好調と見てよさそうだ。

シュヴァルグラン

前走後は放牧を挟んで2月21日に栗東へ帰厩。2月下旬から今週にかけて10本以上の追い切りをこなしており、休み明けとはいえ調教量は十分だ。ここ2週は三浦騎手を背に同じ馬と併せ、先週はWコースで1000m65秒台と強めの内容を消化。今週は坂路で中間地点から強めに追われ、ラスト400m12.6−12.4秒と、この馬としては合格点といえる時計が出た。状態面は万全といえそうだ。

ミッキースワロー

前走後は放牧を挟んで2月下旬に美浦へ帰厩。2月末から今週にかけて、軽めのものを含めると8本の追い切りをこなしており、調教量に不足はない。先週は横山典騎手を背にPコースでオープン馬を追走し、最後も軽く仕掛けた程度の手応えでラスト200m12秒前後をマークして併入。今週は菊沢師を背にWコース単走で追われたが、濃霧で見えず。ただ先々週、先週の内容から能力を出せる状態にはあるはずだ。

ダンビュライト

前走後は放牧を挟んで3月6日に栗東へ帰厩。2日後の8日から今週にかけて、軽めのものを含めると6本の追い切りをこなしており、調教量に不足はない。今週は浜中騎手を背に坂路でオープン馬と併せ、楽な手応えの相手にやっとの併入という内容だったが、ラストはバテたとはいえ800m50.5秒の速い時計をマーク。この馬としてはきちんと動けており、実力を出し切れる仕上がりだ。

ペルシアンナイト

前走後は自厩舎に残って入念に乗り込まれており、調整過程は順調そのものといえる。今週は福永騎手を背にWコースで格下馬を追走、アルアインの前という形でスタート。後ろの馬が追いつくのを待った分、実質600mからの追い切りになったが、ラスト200mからは併走したアルアインとほぼ同程度の手応えで併入した。馬体も仕上がっており、実力を出し切れる状態と見ていい。

ウインブライト

前走後は自厩舎でしっかり疲れを取った後、先々週から松岡騎手を背にWコースで3週続けてきちんと追い切られており、調整過程に問題はない。先週は格下馬相手とはいえ、直線に向いて軽く仕掛けられると楽々と抜き去って先着。今週は濃霧で見えなかったが、僚馬2頭を前に置いたままゴールという軽めの内容だった様だ。先週の動きからすると、状態面に不安はなさそうだ。

その他の出走馬

トリオンフは在厩調整で、3月に入ってからは坂路で連日の様に時計を出す意欲的な調整過程。先週の併せ馬、今週の単走追い共に動きも悪くなく、現時点での力は出し切れる状態。ヤマカツエースは池添騎手を背にWコース単走で追われ、1000m64秒台、ラスト200m12秒前後の好時計をマーク。ただ、今週は時計の出やすい馬場状態だっただけに、それほど特筆すべき内容とはいえず、大きな上積みは疑問。ゴールドアクターは前走後に短期放牧を挟んで入念に調整されているが、先週もそれなりの時計こそ出たものの動きは物足りない印象で、まだ復調途上という感は否めない。