G1特集 第78回 優駿牝馬(オークス)G1特集 第78回 優駿牝馬(オークス)

歴代優勝馬ピックアップ

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JRA・G1史上初の1着同着劇
2010年 アパパネとサンテミリオン

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桜花賞を勝利して春二冠を狙うアパパネと初のタイトル奪取を目指すサンテミリオン。この2頭の激しい競り合いはゴールまで続き、結果JRA・G1史上初の1着同着という劇的な決着となった。

2頭ともに中団の外を追走

2010年の第71回優駿牝馬(オークス)では“大事件”が起こった。

主役の1頭は単勝オッズ3.8倍の1番人気アパパネだ。前年に未勝利、赤松賞、阪神ジュベナイルフィリーズと連勝して2歳女王の座を獲得。この年も初戦のチューリップ賞こそ伏兵ショウリュウムーンに不覚を取って2着に敗れたものの、桜花賞では好位から抜け出して勝利。G1で2勝目をマークしていた。

もう1頭のヒロインは5番人気サンテミリオン。デビューは3歳1月と遅かったが、新馬、若竹賞と連勝して素質をアピール。3戦目のフラワーCで3着に敗れると、目標をオークスに定めてトライアルのフローラSを快勝し、無事に駒を進めてきたのだった。

アパパネは3つ目のG1タイトルを目指して17番ゲートから、サンテミリオンは初の戴冠を狙って大外18番ゲートから飛び出す。ニーマルオトメとアグネスワルツが後続を離して飛ばし、サンテミリオンは中団の外、その背後にアパパネという展開で進む。

ゴールまで続いた2頭の追い比べ

そして、事件が発生する。

直線へ向かうと同時にアグネスワルツが先頭に立ち、これを目がけて好位以下の各馬も追撃を開始。特に目立ったのが大外を伸びるピンクの帽子2つ、サンテミリオンとアパパネだ。2頭は激しく競り合いながら抜け出すと、最後まで互いに譲らず並んでゴールへ。結果、この2頭の「同着」となる。

1着同着はJRAのG1では史上初。死力を振り絞っての追い比べが、歴史的な結末を呼んだのだった。