G1特集 第80回 優駿牝馬(オークス)G1特集 第80回 優駿牝馬(オークス)

有力馬情報

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コントラチェック D・レーンの手腕にも注目

コントラチェック
フラワーCを逃げ切ったコントラチェック

桜花賞に出走しておらず、G1も初挑戦。どれぐらいの力を持っているのかまだわからない。とはいえ、前走フラワーCは非常に強い内容。スピードの違いで先手を奪い、そのまま押し切ってしまった。半姉のバウンスシャッセも同レースを勝っていた。その後、オークスではヌーヴォレコルトとハープスターに次ぐ3着に好走した。それを考えると、本馬も侮れないスケール感がある。ただ、一方で東京芝2400mが適条件とは思えず、控える競馬で持ち味がでるのかという懸念はある。騎乗予定のD・レーン騎手の手腕にかかる面も大きそうだ。

ラヴズオンリーユー 無傷の4連勝で制覇へ

ラヴズオンリーユー
忘れな草賞から頂点を狙うラヴズオンリーユー

昨年11月にデビューして勝利したが、ここまでキャリアはわずか3戦。今年の始動が4月の忘れな草賞までずれ込んだのは、フレグモーネの影響によるものだった。前走も決して万全な状態ではなかったようだが、レースでは圧倒的人気に応えて3馬身差の完勝。無傷の3連勝を飾った。相手関係は楽だったものの、勝ち時計は非常に優秀。良血馬らしい素晴らしい素質がある。2015年に忘れな草賞→オークスと連勝したミッキークイーンと同じ道を歩む可能性は十分ある。ただ、2000mをこなしているとはいえ、折り合い面は懸念材料だ。

ダノンファンタジー スローペースでも脚を溜めて反撃

前走桜花賞では1番人気に支持されるも4着に敗れた。スローペースになったため、道中はやや前目。序盤は勝ったグランアレグリアに近い位置におり、その点に関しては問題なかった。ただ、本馬は折り合いを欠き、走りに力みが見られた。その分、最後の直線で伸び切れなかったのではないか。今回は距離が延びて、ペースも落ち着く可能性が高い。本質的にはマイルぐらいの距離がベストだが、同世代の牝馬が相手なのでなんとか踏ん張りたいところ。まずは桜花賞の二の舞にならないよう、馬込みに入れてしっかりと折り合い、脚を溜めたい。

クロノジェネシス 姉の快挙にあやかりたい

前走桜花賞はスタートがよく内から出ていったが、やや行きっぷりが良すぎてなだめての追走。そのため、一旦中団まで下がり、勝負どころから外に持ち出しての追い上げとなった。そのまま外から最後の直線に入ったが、苦しい位置からの追い出し。勝ち馬には全く届かず、よく3着まで入ったという印象だ。デビュー以降、大崩れはなく、東京芝コースは2勝。アイビーSでは超スローペースの流れを上がり32秒5の決め手で抜けており、芝2400mにも十分対応できそう。半姉のノームコアは、先週のヴィクトリアマイルをレコードで優勝。その快挙にあやかりたい。

シゲルピンクダイヤ 決め手を武器にするダイワメジャー産駒

1勝馬ながら今春に頭角を現し、チューリップ賞で2着に入り桜花賞への出走権を獲得。前走は7番人気ながら末脚を伸ばし、再び2着に入った。先行力・スピードの持続力に秀で、マイラータイプが多いダイワメジャー産駒の中では、やや雰囲気が違う存在。本馬もここまでマイル戦で結果を出しているが、脚を溜めての鋭い瞬発力を武器にしている。距離適性の面でも、ロードヴァンドール(日経新春杯2着)のような馬もいるので、父だけで2400mは長いと決めつけないほうがいいだろう。スタートが遅い反面、折り合いの心配はなさそうだ。

ビーチサンバ 母はオークスで5着

母のフサイチエアデールは1999年のオークスで、ウメノファイバーの5着に敗れた。マイルから中距離まで距離の守備範囲は広いタイプだったが、桜花賞よりも着順を落とし、引退するまで東京で勝ち鞍を挙げることができなかった。娘の本馬も東京は未勝利。アルテミスSとクイーンCが僅差の2着なので、苦手にしている感じではないが、気になる点ではある。クロフネ産駒も芝重賞ではマイルの実績馬が多い。前走桜花賞は2着のシゲルピンクダイヤとは0.1秒差の5着。地力上位の成績ではあるが、オークスで上昇を見込めるかどうかは微妙だ。

ウィクトーリア フローラSを差し切り勝ち

ウィクトーリア
フローラSを大外から差し切ったウィクトーリア

前走フローラSではスタートでやや出負けをした。そのため、スローペースの展開を中団の内々から進むことになった。最後の直線では前が壁になり、残り400mあたりから進路を探して外目へ。残り200m手前から追い出されると、鋭い末脚で一気に伸び、ゴール寸前で際どく差し切った。それまでの2勝が逃げ切り勝ちだったので、意外なレース運びからの予想外の瞬発力だった。メンバー的なことを考えると、あまり強気にはなれないが、近年はフローラSの勝ち馬がよく走っている。今回も瞬発力を生かす競馬ができれば。

シャドウディーヴァ 距離延長で逆転を

ハーツクライ×Dansiliという中長距離で本領発揮しそうな配合。実際、デビューから一貫して中距離を使われており、【1.3.1.1】という成績だ。一番着順が悪かったのは2走前のフラワーC4着。勝ち馬には0.7秒差と離されたが、上がり3ハロンはメンバー中2位だった。現状は走りなれている東京コースの方が良さそうだ。前走フローラSでは1枠スタートから終始経済コースを通る競馬。外からきたウィクトーリアの方が強い競馬をしたが、本馬も進路が狭くなり、追い出すタイミングが遅くなった。距離延長で逆転を狙いたい。

カレンブーケドール スイートピーSを好時計で快勝

前走スイートピーSではスローペースを先団から進み、最後の直線では同厩舎のセリユーズらとの追い比べを制した。勝ち時計は優秀で、レースレベルはなかなか高かった。データ的にはオークスにつながらない傾向だが、無条件に軽視していいものか。本馬は2月のクイーンCで4着に入り、クロノジェネシスらと差がない競馬をしている。デビュー戦でもダノンキングリー(共同通信杯)にアタマ差の2着だった。強い相手と戦った経験がある点は心強い。陣営から距離延長は問題ないとのコメントが出ており、楽しみの方が多そうだ。

シェーングランツ 東京替わりで巻き返したい超良血馬

コントラチェックと同じ藤沢和雄厩舎の所属馬。重賞制覇を先に果たしたのは本馬で、昨年10月のアルテミスSを勝った。この時2着に下したのがビーチサンバだった。その後は、阪神芝1600mを3連戦。阪神ジュベナイルフィリーズこそ勝ち馬から0.3秒差の4着と悪くなかったが、その後の2戦は内容・着順ともに良くない。母はフランスオークス馬で、半姉のソウルスターリングは2017年のオークスを優勝。血統的に早熟とは思えず、まだ見限れない。変わり身を見せられる保証はないが、東京替わりに期待する点はあるだろう。