第78回 優駿牝馬（オークス） 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
優駿牝馬（オークス）を丸裸にしてみよう！

昨年は前走桜花賞２着のシンハライトが１番人気に応えて勝利。２着には２番人気チェッキーノ、３着には５番人気ビッシュと前走フローラＳ組が入った。

１）順当か波乱か、両極端の結果に

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【3.3.1.3】。昨年のシンハライトら最多の３勝をあげ。連対率60％・複勝率70％はトップだ。２番人気馬は【1.3.1.5】で14年ヌーヴォレコルトの１勝のみだが、連対率40％・複勝率50％で１番人気馬に次いで高い。以下、３・５番人気馬が各２勝、４・７・９番人気馬が１勝ずつ。９番人気馬の勝利は13年メイショウマンボ。

10番人気以下で３着以内に入ったのは、08年２着エフティマイア（13番人気）のみと少ない。馬連での万馬券は08年・11年・13年と３回ある一方で、近３年は上位３番人気以内の馬が連対して堅い決着が続いている。順当におさまるか、波乱の決着となるか、両極端な一戦だ。

２）桜花賞組は前走２番人気以内馬が５勝

前走レース別成績は、出走数が最も多い桜花賞組が【8.5.4.64】。昨年のシンハライトら断然の８勝をあげており、連対率16.0％・複勝率21.0％。毎年１頭は３着以内に入っている。

この組は前走桜花賞での人気をチェック。前走１番人気だった馬は【3.2.1.1】。10年アパパネら３勝をあげており、連対率71.4％・複勝率85.7％と非常に高い。前走２番人気馬は【2.1.0.5】で、昨年のシンハライトら２勝をあげている。これら桜花賞で２番人気以内だった馬が５勝をあげている。前走３番人気馬は【0.0.0.7】と不振。また、前走４番人気馬【1.1.0.4】、前走５番人気馬【1.0.1.5】で１勝ずつ。なお、前走６番人気以下は【1.1.2.42】で、３着以内馬４頭はすべて桜花賞で４着以内に入っていた。

３）フローラＳ組は前走連対馬に注目

トライアルのフローラＳ組は【1.4.4.32】。10年サンテミリオンが勝利しており、連対率12.2％・複勝率22.0％。複勝率では桜花賞組を上回っている。この組の前走着順別成績は、前走１着馬が【1.2.1.6】で複勝率40.0%、前走２着馬が【0.1.2.5】で複勝率37.5％とともに高い。なお、前走３着以下は【0.1.1.21】で、３着以内に好走した２頭はともに前走３番人気以内に支持されていた。

忘れな草賞組は【2.0.0.9】で11年エリンコート、一昨年のミッキークイーンが勝利。エリンコートは前走を含めて２連勝、ミッキークイーンは２走前にクイーンＣ２着、前走忘れな草賞を勝利していた。勢いがある忘れな草賞勝ち馬には注意が必要だ。

その他の組では、スイートピーＳ組が【0.0.1.24】。３着以内に入ったのは07年ラブカーナのみと不振傾向。なお、前走500万下組も【0.0.0.11】と苦戦傾向にある。

４）前走１番人気馬が好成績

出走馬全体の前走人気別成績は、前走１番人気だった馬が【5.3.3.15】。一昨年のミッキークイーンら５勝をあげており、連対率30.8％・複勝率42.3％と優秀だ。昨年は３着ビッシュが該当しており、12年を除いて毎年１頭は３着以内に入っている。

前走２番人気馬は【3.2.1.20】で、昨年のシンハライトら３勝をあげている。これら前走２番人気以内だった馬で過半数の８勝をあげている。なお、前走３番人気以下だった馬は【3.4.6.113】。３着以内に好走した13頭中11頭は前走で４着以内に入っていた。

【優駿牝馬（オークス）過去10年】

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