第77回 優駿牝馬（オークス） レース回顧｜G�T特集

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レース結果

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シンハライト、馬群を鋭く割って雪辱を果たす！

第77回オークスは池添謙一騎手騎乗の１番人気シンハライトが、後方寄りの追走から最後の直線は馬場の真ん中を鋭く伸びて優勝。Ｇ１初制覇を果たし、樫の女王に輝いた。勝ち時計は2分25秒0（良）。鞍上の池添騎手は、08年トールポピーに続き、このレース２勝目。本馬を管理する石坂正調教師は、12年ジェンティルドンナに続き、このレース２勝目となった。

２着はクビ差で戸崎圭太騎手騎乗の２番人気チェッキーノ。３着は半馬身差でＭ.デムーロ騎手騎乗の５番人気ビッシュ。

レース展開・総括

ダンツペンダントがハナへ行く

スタートで18番ダイワドレッサーが外に寄れたが、その他はまずまずの出だし。スタンド前での横一線の隊列から、10番ダンツペンダントが先頭に立ち１コーナーへ。１馬身差の２番手に11番エンジェルフェイス。１馬身差の３番手に内から７番ゲッカコウ。さらに１馬身差で４番手に17番ロッテンマイヤー。縦に並んで５番手に１番フロムマイハート。３馬身切れて９番ウインファビラス。１馬身差で２番アウェイク。２馬身差のちょうど中団に14番ビッシュ。さらに２馬身切れて５番ペプチドサプル。半馬身差の内に４番アットザシーサイド。差がなく８番デンコウアンジュと15番レッドアヴァンセ。その後ろから13番チェッキーノ。差がなく内々に３番シンハライト。２馬身差で12番フロンテアクイーンとダイワドレッサー。さらに２馬身差で６番アドマイヤリード。１馬身差の最後方に16番ジェラシーという隊列となった。

前半1000m通過は59秒8。ダンツペンダントが平均ペースに持ち込んでレースを引っ張った。差がなくエンジェルフェイスが続き、向正面では後方の隊列に目立った動きはない。先団はダンツペンダントを筆頭に４頭ほどがかたまり、手ごたえよく４コーナーへ。中団からビッシュが外に持ち出し、前との差を詰めにかかって最後の直線へと入っていった。

馬群を割りシンハライトが鋭く伸びる

間もなくダンツペンダントは交わされてエンジェルフェイスが先頭。食い下がるロッテンマイヤーだが、横一線の叩き合いから抜けられない。外目からきたビッシュの脚が良く馬群を割ってシンハライトの追い上げ。大外からはチェッキーノが鋭い末脚で伸びてきた。

残り100mでビッシュが単独先頭に立ったが、馬場の真ん中から割ったシンハライトと大外のチェッキーノの伸びがいい。人気馬２頭による叩き合いでビッシュと飲み込むと、ゴールまで激しい競り合い。結局、シンハライトが押さえ切って先頭でゴールに飛び込んだ。

上位３頭は秋の再戦が楽しみ

１番人気のシンハライトが、桜花賞惜敗の雪辱を果たす見事な勝利。予定よりもやや後ろの位置になったようだが、しっかりと脚を溜め、最後の直線は経済コースを意識して馬群を割ってきた。７枠だったチェッキーノとの着差を考えると、この判断が功を奏したことになる。今春のＧ１で惜しい競馬が続いていた池添騎手にとっても、嬉しい勝利になった。

チェッキーノは惜しい結果。上がり３ハロンは勝ち馬と同じ。内枠を引けていれば逆転があったかもしれない。３着ビッシュは見せ場十分の競馬。前走は消化不良の内容だったが、今日は本当の力を見せられた。１、２着馬ともども秋が楽しみだ。

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