第24回 NHKマイルカップ 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
NHKマイルカップを丸裸にしてみよう！

昨年は６番人気ケイアイノーテックが勝利。２着に２番人気ギベオン、３着に９番人気レッドヴェイロンが入った。

１）順当か波乱か、両極端の一戦

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【5.0.0.5】。2016年メジャーエンブレムら最多の５勝をあげており、１着か４着以下かハッキリしている。２番人気馬は【1.3.1.5】で一昨年のアエロリット、３番人気馬も【1.1.1.7】で15年クラリティスカイがそれぞれ勝利。その他は６番人気馬が昨年のケイアイノーテックが勝利、10番人気馬が13年マイネルホウオウら２勝をあげている。

２・３着馬も下位人気まで幅広く分布しており、特に３着馬は８番人気以下の激走が過半数の６回と多い。３連単で10万円以上の配当が昨年を含めて６回を占め、100万円以上の大波乱も09年・13年と２回出ている。一方で堅めの決着でおさまることもあり、順当か波乱か両極端の一戦となっている。

２）ニュージーランドＴ組は前走４番人気以内に注目

前走レース別成績は、出走数が抜けて多いニュージーランドＴ組が【5.1.3.55】。昨年のケイアイノーテックら最多の５勝をあげているが、連対率9.4％・複勝率14.1％と高くない。

この組は前走ニュージーランドＴでの人気をチェック。前走で４番人気以内だった馬が【5.1.2.23】で、勝ち馬５頭を含めてこの組の３着以内馬９頭中８頭を占めている。一方、前走５番人気以下だった馬は【0.0.1.32】で、一昨年３着ボンセルヴィーソ（前走５番人気）のみ。また、この組の３着以内馬９頭はいずれも前走を含めて過去に重賞で３着以内に好走した経験があった。

３）前走Ｇ１で５着以内の馬が３勝

ニュージーランドＴ以外の前走レースでは、桜花賞組は【2.0.0.11】で17年アエロリットら２勝。皐月賞組は【1.1.2.13】で15年クラリティスカイが勝利。これら前走Ｇ１組の勝ち馬３頭はいずれも前走で５着以内に入っていた。

他では毎日杯組が【1.2.0.7】で10年ダノンシャンティ、アーリントンＣ組は【1.0.1.6】で14年ミッキーアイルがそれぞれ勝利。スプリングＳ組は【0.2.1.3】で勝ち星こそないが、連対率33.3％・複勝率50.0％と好相性を示している。なお、前走オープン特別組は【0.2.1.29】で勝ち星がなく、苦戦傾向にある。

４）複勝率が高い距離短縮組

前走距離別成績は、出走数の約半数を占める1600ｍ組が【8.2.4.79】。昨年のケイアイノーテックら過半数の８勝をあげている。連対率10.8％・複勝率15.1％と高くないものの、この組の３着以内馬14頭中５頭は９番人気以下の伏兵だった。

前走1800ｍ組は【1.5.1.15】で、連対率27.3％・複勝率31.8％と優秀だ。この組の３着以内馬７頭は前走で毎日杯・スプリングＳ・フラワーＣのいずれかを使われており、ＮＨＫマイルＣで５番人気以内に支持されていた。また、前走2000ｍ組は【1.1.4.16】で、複勝率27.3％と前走1600ｍ組を大きく上回っている。これら距離短縮組の複勝率は全体で29.5％と優秀だ。

対して、距離延長組は【0.2.1.40】で勝ち星が出ておらず、連対率4.7％・複勝率7.0％と低い。これら距離延長組の３着以内馬３頭はいずれも前走で勝利をおさめていた。

【NHKマイルカップ過去10年】

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