第24回 NHKマイルカップ 血統分析｜G�T特集

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父、母父がミッキーアイルと同じダノンチェイサーが一番手！

1）主軸はＳＳ系。クロフネ産駒にも要注意

過去10年、一貫してサンデーサイレンス（ＳＳ）系が主軸を務めている。ノーザンダンサー系、とりわけクロフネ産駒にも要注意。実質この２系統の戦いと見ていいだろう。

◎プラス評価……父ＳＳ系
　○プラス評価……父ノーザンダンサー系（特にクロフネ）
　●マイナス評価…父ミスタープロスペクター系、ＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）マイル重賞での実績を尊重したい

過去10年の勝ち馬の父には高いマイル実績を持つ種牡馬が目立つ。その産駒にもマイル重賞好走馬が多い。やはりマイル向きの血統であることは重要だ。

なお創設当初は外国産馬が大活躍していたが、過去10年では12頭が出走して２着２回のみ。2015年２着のアルビアーノは父ノーザンダンサー系×母父ミスタープロスペクター系、2017年２着のリエノテソーロは逆に父ミスタープロスペクター系×母父ノーザンダンサー系という配合だった。

○プラス評価……父がマイル重賞勝ち馬、その産駒もマイル重賞で活躍
　●マイナス評価…外国産馬

【勝ち馬の父とマイル路線の関係】

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3）ＳＳとノーザンダンサーの血が重要

母父の系統別成績はＳＳ系、ノーザンダンサー系、ミスタープロスペクター系の三つ巴だ。なお母父ＳＳ系の６連対は、うち４頭が父ノーザンダンサー系との配合。母父ノーザンダンサー系の４勝はいずれも父ＳＳ系だ。

この２系統は、かなり重要。「父・母父のどちらかがＳＳ系」という馬は113頭出走して10勝・２着７回。この条件を満たさないと苦しい。また「父・母父のどちらかがノーザンダンサー系」という馬は99頭走って６勝・２着７回。該当しない馬も81頭出走して４勝しているが、うち３頭は１番人気。また近３年の勝ち馬はノーザンダンサーのインブリードを持っていた。

○プラス評価……父・母父のどちらかがＳＳ系かノーザンダンサー系
　●マイナス評価…ＳＳの血もノーザンダンサーの血も薄い

【母父の系統別成績（過去10年）】

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4）ダートのマイル〜1800ｍ実績も意外と見逃せない？

勝ち馬の母父10頭のうち４頭はダートのマイル〜1800ｍ重賞勝ち馬。別の４頭は芝マイル〜1800ｍの重賞勝ち馬で、このうちスペシャルウィークの産駒にはローマンレジェンド、ネオユニヴァースの産駒にはグレンツェントなどがいる。残りの母父２頭はフサイチコンコルドとオペラハウスで、ともに産駒がマイルＣＳ南部杯を勝っている。意外と「ダートのマイル〜1800ｍ実績」も重要なのかもしれない。

○プラス評価……母父・その産駒がダートのマイル〜1800ｍ重賞勝ち馬

結論

アドマイヤマーズは父ダイワメジャー×母父ミスタープロスベクター系Medicean（芝マイルＧ１勝ち馬）。これより父ディープインパクト×母父ナスルーラ系Tapit（ダート1800ｍＧ１勝ち馬／産駒にテスタマッタ）のグランアレグリアを上位と見たい。

が、あくまでベストは父ＳＳ系×母父ノーザンダンサー系か、その逆の父ノーザンダンサー系×母父ＳＳ系という配合。父とその産駒がマイル重賞、母父とその産駒がダートのマイル〜1800ｍ重賞で活躍しているならプラス材料だ。

ダノンチェイサーは父ディープインパクト×母父Rock of Gibraltar。ミッキーアイルと同じ配合で、ノーザンダンサーのインブリードもアリ、これが一番手だ。父ハーツクライ（産駒にジャスタウェイ）×母父Rock of Gibraltarのカテドラルも面白い。穴なら父ハービンジャー（産駒にペルシアンナイト）×母父ディープインパクト（産駒にアンジュデジール）のハッピーアワーか。

【ダノンチェイサーの血統表】

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