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関西遠征帰りの中2週という厳しい臨戦過程だが、前走の8日後には坂路で60秒を切る追い切りをこなしており、疲労残りの不安もなく順調な調整過程といえる。今週は杉原騎手を背に坂路で僚馬を大きく追走してスタート。ラスト200mで内から追いつき、最後は軽く仕掛けられて併入した。ラスト400m24.6秒、ラスト200m12.0秒はいずれもこの日の最速タイムで、仕上がりは万全だ。
前走後はプール調教中心でクールダウンした後、4月18日にWコースで長めの追い切りを消化。それを含めて中間の追い切りは3本のみで、やや気がかりな調整過程ではある。先週はM.デムーロ騎手を背にWコース併せ馬で、ラストは鋭い末脚を披露して先着。今週は岡田騎手を背に芝コース単走で終い重点だったが、動きはまずまずだった。前走時とほぼ変わりない状態で出走できそうだ。
中間の追い切りは2本のみだが、前々走から3戦連続での中3週使いに加えて、初の関東遠征だった前走が大幅馬体減だったこともあり、問題ない調整過程と見ていいだろう。今週は藤岡佑騎手を背に坂路で格下馬と併せ馬。楽な手応えの相手に一杯に追われて微差先着と見た目は地味だったが、時計的にはラスト200m12.2秒としっかり動けていた。力を出せる状態と見てよさそうだ。
前走から中2週で東京遠征を控えているが、先週からきちんと追い切りをやれており、調整過程は極めて順調だ。先週は調教師を背にWコースで格下馬と併せて遅れたが、自身もラスト200m11秒台半ばの脚を使っており、相手が走りすぎただけで全く問題なし。今週は川田騎手を背に芝コース単走で追われ、軽快な動きを見せた。輸送前の現段階では、ほぼ万全といえそうだ。
前走後は放牧を挟んで4月13日に美浦へ帰厩。トレセンでの強めの追い切りは少ないが、放牧先でもしっかり乗り込まれていたことを考慮すれば、調整過程に問題はない。今週は田辺騎手を背に坂路で僚馬を大きく追走する形でスタート。馬なりの相手にラスト300mから強めに追われて併入という内容だったが、800m52.6秒、ラスト200m12.1秒という時計は優秀だ。休み明けでもきっちり仕上がっている。
カツジは1週前に坂路、当週にWコース単走という好走した前走と同じ追い切り過程で、動きも悪くなく、前走時とほぼ変わりない状態。プリモシーンは放牧を挟んで、レース11日前に美浦へ帰厩。今週は戸崎騎手を背にWコース3頭併せの最内で、抑えきれない手応えで併入と好調教を見せており、実力をきっちり出し切れる仕上がり。ミスターメロディは福永騎手を背にWコース単走で追われ、終始右手前のままでラスト200m11秒台半ばの鋭い末脚を披露。手前を変えた先週より動きは良く、左回り向きは明らかで体調も良さそうだ。