第23回 NHKマイルカップ 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
NHKマイルカップを丸裸にしてみよう！

昨年は２番人気アエロリットが先行策から抜け出して快勝。２着には13番人気リエノテソーロが激走。３着には６番人気ボンセルヴィーソが入った。

１）順当か波乱か、両極端の一戦

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【6.0.0.4】。一昨年のメジャーエンブレムら過半数の６勝をあげており、１着か４着以下かハッキリしている。２番人気馬は【1.2.1.6】で昨年のアエロリット、３番人気馬も【1.2.1.6】で15年クラリティスカイがそれぞれ勝利している。その他は10番人気馬が13年マイネルホウオウら２勝をあげている。

２・３着馬も下位人気まで幅広く分布しており、特に３着馬は10番人気以下が半数の５回と多い。３連単で10万円以上の配当が昨年を含めて６回と過半数を占めており、100万円以上の大波乱も09年・13年と２回出ている。一方で堅めの決着でおさまることもあり、順当か波乱か両極端の一戦となっている。

２）ニュージーランドＴ組は前走４番人気以内に注目

前走レース別成績は、出走数が抜けて多いニュージーランドＴ組が【4.1.4.55】。13年マイネルホウオウら最多の４勝をあげるも、連対率7.8％・複勝率14.1％と低い。

この組は前走ニュージーランドＴでの人気をチェック。前走４番人気以内だった馬が【4.1.3.22】で、勝ち馬４頭を含めてこの組の３着以内馬９頭中８頭を占めている。一方、前走５番人気以下だった馬は【0.0.1.33】で昨年３着ボンセルヴィーソ（前走５番人気）のみと苦戦傾向にある。また、この組の３着以内馬９頭はいずれも前走を含めて過去に重賞で３着以内に好走した経験があった。

３）近２年は桜花賞組が続けて勝利

ニュージーランドＴ以外の前走レースでは、毎日杯組が【2.1.0.7】で10年ダノンシャンティら２勝。連対馬３頭はいずれも前走毎日杯で連対を果たしていた。桜花賞組は【2.0.0.10】で一昨年のメジャーエンブレム、昨年のアエロリットと近２年続けて勝利。勝利した２頭はともに関東馬で、今回と同舞台のクイーンＣで連対した経験があった。

他ではアーリントンＣ組は【1.0.0.3】で、14年ミッキーアイルが勝利。スプリングＳ組は【0.2.1.4】で勝ち星はないが、連対率28.6％・複勝率42.9％と好相性を示している。なお、前走オープン特別組は【0.2.1.33】で勝ち星がなく、苦戦傾向にある。

４）距離短縮馬が好成績

前走距離別成績は、出走数の約半数を占める1600ｍ組が【7.2.4.75】。昨年のアエロリットら過半数の７勝をあげている。連対率10.2％・複勝率14.8％と高くないものの、この組の３着以内馬13頭中５頭は10番人気以下の伏兵だった。

前走1800ｍ組は【2.4.1.15】で、連対率27.3％・複勝率31.8％と優秀だ。この組の３着以内馬７頭は前走で毎日杯・スプリングＳ・フラワーＣのいずれかを使われており、ＮＨＫマイルＣで５番人気以内に支持されていた。また、前走2000ｍ組は【1.2.4.18】で、複勝率28.0％と前走1600ｍ組を大きく上回っている。これら距離短縮組が好成績をあげている。

対して、距離延長組は【0.2.1.42】で勝ち星がなく、連対率4.4％・複勝率6.7％と低い。これら延長組の３着以内馬３頭はいずれも前走で勝利をおさめていた。

【NHKマイルカップ過去10年】

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