第23回 NHKマイルカップ レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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ケイアイノーテック、大外一気の差し脚でＧ１初制覇！

第23回ＮＨＫマイルＣは藤岡佑介騎手騎乗の６番人気ケイアイノーテックが、後方追走から最後の直線で外に持ち出されると、グイグイと末脚を伸ばして差し切り勝ち。重賞初制覇がＧ１となった。勝ち時計は1分32秒8（良）。鞍上の藤岡騎手は、悲願のＪＲＡ・Ｇ１初制覇となった。本馬を管理する平田修調教師は12年のカレンブラックヒルに続き、このレースは２勝目となった。

２着はクビ差でＭ.デムーロ騎手騎乗の２番人気ギベオン。３着はアタマ差で岩田康誠騎手騎乗の９番人気レッドヴェイロン。なお、１番人気に支持されたタワーオブロンドンは12着に敗れた。

レース展開・総括

テトラドラクマが引っ張り、馬群はほぼ一団

スタートで１番カツジ、５番プリモシーンが出負け。８番ダノンスマッシュ、３番テトラドラクマが飛び出して先行争い。４番フロンティア、２番ファストアプローチも続き、外からはかかり気味に16番ミスターメロディ。先団を見て９番ギベオン、15番カシアス。中団に１番カツジが挽回し、内ラチ沿い。中に６番リョーノテソーロ、10番パクスアメリカーナ、外に18番ロックディスタウン。内ラチ沿いから７番タワーオブロンドンが徐々に前へ行き、中にプリモシーンや12番アンコールプリュ、外に17番レッドヴェイロン。その後ろに13番ルーカス。１馬身差の後方２番手に11番ケイアイノーテック。３馬身差の最後方から14番デルタバローズが追走した。

前半800m通過は46秒3で平均的な流れ。テトラドラクマが１馬身ほど前に出て、先頭で４コーナーへ。ダノンスマッシュ、ミスターメロディが並びかけるようにコーナーをカーブ。２列目以降もほぼかたまり、最後の直線へと向かっていった。

大外から上がり33秒7で差し切る

前はテトラドラクマら３頭が横一線で先頭。タワーオブロンドンは中団の内から馬群を捌きにかかり、馬場の４分どころらはギベオンが鋭い脚で馬群を割りにかかった。馬場の中ほどではミスターメロディがジリジリと脚を伸ばすが、その内からギベオンが前に出て、残り200mでわずかに先頭に立った。

タワーオブロンドンは馬群で揉まれて反応が鈍い。しかし、大外からケイアイノーテック、そしてレッドヴェイロンがグイグイと末脚を伸ばしてきた。ミスターメロディを競り落としてギベオンが押し切りにかかるが、ケイアイノーテックが一気に襲い掛かり、ゴール寸前で外からとらえた。３着にはレッドヴェイロンが上がった。

初の東京もディープインパクト産駒で適性みせる

勝ったケイアイノーテックはスタート後のダッシュが甘く、かなり後ろからの競馬。しかし、慌てずに脚を溜め、最後の直線では外から末脚を爆発させた。１頭だけ上がり33秒台の瞬発力。東京コースが合っていて、ディープインパクト産駒らしい決め手が光った。藤岡佑介騎手にとってはイメージした競馬ではなかったようだが、嬉しい悲願のＧ１初制覇を飾った。

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