第23回 NHKマイルカップ 血統分析｜G�T特集

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母父ノーザンダンサー系でマイル適性が高いギベオンに注目！

1）主軸を務めるＳＳ系。ノーザンダンサー系にも要注意

過去10年ではサンデーサイレンス（ＳＳ）系が優秀。この３年で２勝のノーザンダンサー系（勝ち馬はいずれもクロフネ産駒）も無視できない。この２系統の戦いだ。

◎プラス評価……父ＳＳ系
　○プラス評価……父ノーザンダンサー系（特にクロフネ）
　●マイナス評価…父ミスタープロスペクター系、ヘイルトゥリーズン系

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）格の高い短距離〜マイルＧＩでの実績を尊重

過去10年の勝ち馬の父は、そのほとんどがマイル重賞での高い実績を持ち、マイル重賞で好走している産駒も多い。やはりマイル向きの血統であることは重要だ。

○プラス評価……父がマイル重賞勝ち馬、その産駒もマイル重賞で活躍

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3）ＳＳとノーザンダンサーの血が重要

種牡馬成績と同様、母父の系統別成績もＳＳ系とノーザンダンサー系がリード。ちなみに母父ノーザンダンサー系の５勝はいずれも父ＳＳ系、父ノーザンダンサー系の６連対のうち４頭は母父がＳＳ系だ。

この２系統は、とにかく重要。「父・母父のどちらかがＳＳ系」という馬は108頭出走して10勝・２着６回、勝率9.3％、連対率14.8％。この条件を満たさない馬は72頭走って未勝利だ。「父・母父のどちらかがノーザンダンサー系」という馬は95頭走って７勝・２着７回、勝率7.4％、連対率14.7％。該当しない馬も85頭出走して３勝しているが、その３頭はすべて１番人気だった。

○プラス評価……父・母父のどちらかがＳＳ系かノーザンダンサー系
　●マイナス評価…ＳＳの血もノーザンダンサーの血も薄い

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4）海外種牡馬の血をチェック

創設当初の1996年から2001年までは外国産馬が６勝・２着６回・３着４回と大活躍。だが2002年から2007年は２着１回・３着１回と急失速。2008年からの10年も15頭が出走して２着２回・３着１回だ。ダノンゴーゴーの14番人気３着、リエノテソーロの13番人気２着など激走には要注意だが、せいぜい「１頭馬券に絡めればＯＫ」がマル外の現状だ。

また10年間の勝ち馬の血統をJRA-VANデータで見た場合、母父がアルファベット表記（海外種牡馬）になっている馬が４頭、母父ＳＳ系が３頭（残り３頭はすべて父がＳＳ系）。母父のうちChief's Crownなど４頭はマイル重賞の勝ち馬で、その他の種牡馬も産駒がマイル重賞を勝っている（ダートも含む）。

○プラス評価……母父が海外種牡馬
　○プラス評価……母父がマイル重賞勝ち馬、産駒がマイル重賞で活躍
　●マイナス評価…外国産馬

結論

ベストは父ＳＳ系×母父ノーザンダンサー系か、その逆の父ノーザンダンサー系×母父ＳＳ系という配合。父、母父、それらの産駒がマイル重賞で活躍していることがマスト。母父が海外種牡馬ならプラス要素だ。

父ディープインパクト×母父ノーザンダンサー系という配合に注目。ギベオンの母父GhostzapperはダートのマイルＧ１勝ち馬、産駒にもマイルＧ１勝ち馬がいる。トーセンブレス（母父ファルブラヴ）とカツジ（母父ホワイトマズル）も面白そう。パクスアメリカーナも父クロフネ×母父ＳＳで近年の好走パターンに当てはまる。

タワーオブロンドンとテトラドラクマは父ミスタープロスベクター系、ケイアイノーテックは母父ミスタープロスベクター系で割り引きたい。

【ギベオンの血統表】

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