第22回 NHKマイルカップ レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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アエロリット、ロケットスタートで抜け出し完勝！

第22回ＮＨＫマイルＣは横山典弘騎手騎乗の２番人気アエロリットが、素晴らしいスタートから好位で追走すると、最後の直線で力強く抜け出して完勝。重賞初制覇がＧ１となった。勝ち時計は1分32秒3（良）。鞍上の横山騎手は99年シンボリインディ、15年クラリティスカイに続きこのレース３勝目。本馬を管理する菊沢隆徳調教師は、嬉しいＧ１初勝利となった。

２着は１馬身半差で吉田隼人騎手騎乗の13番人気リエノテソーロ。３着は２馬身半差で松山弘平騎手騎乗の６番人気ボンセルヴィーソ。なお、１番人気に支持されたカラクレナイは17着に敗れた。

レース展開・総括

アエロリットが好スタートも、ボンセルヴィーソがハナへ

16番アエロリットが素晴らしいスタート。17番ナイトバナレットはややダッシュがつかなかった。６番ボンセルヴィーソが少し気合いを入れてハナへ。半馬身差の内に１番モンドキャンノ。１馬身差で10番ディバインコード。外に並んで13番トラスト。アエロリットは控えて好位の外。中には５番プラチナヴォイス、８番タイムトリップ。差がなく４番カラクレナイ、14番リエノテソーロ、18番ガンサリュートが並んで中団。その後ろは11番オールザゴー、７番ジョーストリクトリ、外に15番レッドアンシェル。12番ミスエルテ、３番アウトライアーズは後方集団。１馬身差で９番タイセイスターリー、差がなく２番キョウヘイ。離れた最後方からナイトバナレットという隊列になった。

前半800m通過は46秒1。ラップ的にはほぼイーブンだが、平均よりはやや遅いペース。ボンセルヴィーソがハナだが、差がなくピッタリとトラスト。やや馬体を離して外からアエロリットが凄い手ごたえで４コーナーへ。内にはモンドキャンノ、カラクレナイは中団馬群の中からの仕掛けとなった。

力強く抜け出し、リエノテソーロの追撃を押さえ切る

最後の直線に入りボンセルヴィーソが先頭。アエロリットが馬場の４分どころに進路を取り、残り400mから追い出しを開始。モンドキャンノやディバインコードは内目から追い出しにかかるが、反応がひと息。替わって大外からリエノテソーロが脚を伸ばした。

残り200mでボンセルヴィーソがつかまり、アエロリットが先頭。外から迫ったリエノテソーロがアエロリットに襲い掛かる。さらに後ろからはレッドアンシェルが末脚を伸ばすが、前との差がなかなか詰まらない。完全に抜けだしたアエロリットは、食い下がるリエノテソーロに対し、グイとまた伸びてリードをキープ。そのままゴールに飛び込んだ。３着にはボンセルヴィーソが逃げ粘った。

状態の良さを前面に出したアエロリット

勝ったアエロリットは状態の良さがうかがえる強いパフォーマンス。フライング気味のロケットスタートから少し下げ、前に壁は作れなかったがしっかりと折り合った。持ったままで最後の直線に入ると、力強く伸びて抜け出して見事に完勝した。桜花賞では流れに乗れなかったが、本来は好位から競馬ができる馬。距離も2000mぐらいまでならばこなせるはず。秋の秋華賞を含め、今後の活躍が期待される。

リエノテソーロは低評価を大きく覆す激走。ダート実績馬で、芝は洋芝しか勝っていなかったが、速い時計となった東京のマイルもこなした。外国産馬だがポテンシャルがあり、まだ奥がありそうだ。

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