第22回 NHKマイルカップ レース情報｜GⅠ特集
競馬予想・競馬情報トップ > G1特集 > NHKマイルカップ > 2017 > レース情報
96年に新設された３歳マイル王決定戦で、優勝馬にはエルコンドルパサーやクロフネ、キングカメハメハといった名馬もその名を連ねている。混戦ムードの今年、王者に輝くのは果たしてどの馬か？
1953年から95年までダービートライアルとして行われていた「ＮＨＫ杯」が本競走の前身。96年に短距離路線を歩んできた馬や当時クラシックに出走できなかった外国産馬の目標となるＧ１レースを創設しようという意図のもと、『ＮＨＫマイルカップ』が新設された。
こうして東京競馬場の芝1600mを舞台にした３歳（現表記）マイル王決定戦が誕生。現在では東京競馬場で開催される５週連続Ｇ１の第１戦として定着している。09年には国際競走に指定。外国馬は９頭まで出走可能となった。
記念すべき第１回は外国産馬のタイキフォーチュンが優勝。続いてシーキングザパール、エルコンドルパサーと後に海外Ｇ１を制覇する名馬が勝利。創設時の目的どおり、外国産馬が大活躍する時代を迎えた。その後もシンボリインディ、イーグルカフェ、クロフネと外国産馬が６連勝を果たす。
そうしたマル外全盛の流れが変わったのが02年。この年も外国産馬は10頭出走していたが、勝ったのは内国産のテレグノシス。以降、外国産馬の出走はあるものの勝ち星はなく、内国産馬の優勝が続いている。キングカメハメハやディープスカイは続く日本ダービーとの変則二冠を達成。昨年は前走の桜花賞で４着に敗れたメジャーエンブレムが阪神ＪＦ以来となるＧ１・２勝目を飾った。
前哨戦のニュージーランドＴで12番人気の伏兵ジョーストリクトリが勝利したように、今年は本命不在の混戦ムードが漂っている。前走桜花賞からは４着のカラクレナイ、５着のアエロリットらが出走予定。昨年に続いて牝馬の優勝となるか。
牡馬勢では前哨戦勝利のジョーストリクトリに加えて、昨年暮れの朝日杯ＦＳ２着のモンドキャンノ、スプリングＳ２着のアウトライアーズらがスタンバイ。混戦ムードを断ち切る王者は果たしてどの若駒か、注目のスタートが迫っている。
