G1特集 第22回 NHKマイルカップG1特集 第22回 NHKマイルカップ

有力馬情報

競馬予想・競馬情報トップ > G1特集 > NHKマイルカップ > 2017 > 有力馬情報

モンドキャンノ 資質は上位で一変は可能

モンドキャンノ
レーヌミノルを下しているモンドキャンノ

前走スプリングSではじんわりと先行させたが、前半は力みながらの追走。4コーナーでは脚色が一杯となってしまい、10着に惨敗した。距離が長かったことは確かだが、勝ち馬から2.3秒も離されており、力は出し切っていない。度外視したくなる内容だった。資質という面ではレーヌミノルに匹敵するものがあり、京王杯2歳Sの競馬は強かった。折り合いと立ち回り次第では一変は十分可能だ。年末の朝日杯FSでは追い込んで2着。東京芝1600mであれば、同じように決め手を生かせる競馬ができるはずだ。

カラクレナイ 桜花賞は追い込んで4着

カラクレナイ
良馬場で決め手を生かしたいカラクレナイ

前走桜花賞は上がり2位タイの決め手で追い込んで4着。7番人気というやや低い評価ながら、期待以上の走りを見せたと言える。圧倒的人気だったソウルスターリングが3着に敗れ、2番人気のアドマイヤミヤビも全くレースにならなかったほど、渋った馬場が結果に影響した。本馬としてもパンパンの良馬場の方がいいタイプかもしれない。引き続き道中の折り合いはカギになるが、前走でマイル戦に対応できた点は心強い。東京の長い直線に変わる点がどうかだが、一瞬の爆発力をうまく生かすことができれば上位進出は可能だろう。

アエロリット クイーンC2着馬で血統も魅力

前走桜花賞は4着のカラクレナイと同じく上がり2位の脚を使い5着に入線。最後の直線は大外に回り、反応としてはあまり良くなかったが、じわじわと末脚を伸ばしてきた。道悪が良かった雰囲気ではなく、位置取りとしてもこれまでよりもかなり後ろになってしまった。2走前のクイーンCではアドマイヤミヤビとの競り合いの末、2着。東京芝1600mで実力馬と好勝負ができた経験は強みだ。父クロフネは01年のNHKマイルCを優勝。同産駒には、ヴィクトリアマイルを制したホエールキャプチャがいる。血統面でも魅力がある馬だ。

アウトライアーズ 皐月賞で揉まれた経験は大きい

前走皐月賞が12着と、デビュー以来初めて大きく崩れたが、素質は十分ある馬。皐月賞がレースレコードとなる高速馬場であり、マイラーとしての適性が要求されたはず。そこで好走していれば申し分なかったが、勝ち馬から0.6秒差ならばある程度評価はしていいだろう。やはりレベルが高いクラシックで揉まれた経験は大きく、今回はメンバーがかなり楽になる。昨年2着に好走したロードクエストはスプリングS3着、皐月賞8着という臨戦過程だった。本馬も東京コース替わりは問題ない。突き抜けられるかは展開次第だが、上位を狙えるはず。

レッドアンシェル ハイレベルのアーリントンCが2着

年末の朝日杯FSでは8着に終わったが、前走アーリントンCでは2着に好走。勝ち馬のペルシアンナイトが破格の強さを見せたレースであり、同馬は次走皐月賞で2着。3馬身突き放されたが、本馬も例年のアーリントンC優勝馬のレベルにあると考えられる。同レース3着だったディバインコードが次走橘Sを快勝したことも後押しとなる。スタートがあまり良くないタイプで、今回も中団より後ろからの競馬になるかもしれない。それでも東京コースならば、最後の直線まで我慢すればいい。関東への輸送をしっかりとこなせれば楽しみだ。