第21回 NHKマイルカップ 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
NHKマイルカップを丸裸にしてみよう！

昨年は前走皐月賞５着の３番人気クラリティスカイが差し切って優勝。２着に４番人気アルビアーノ、３着に２番人気ミュゼスルタンが入った。

１）順当か波乱か、両極端の一戦

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【5.1.0.4】。一昨年のミッキーアイルら最多の５勝をあげており、連対率60％。対して、２番人気馬は【0.1.1.8】で勝ち星がなく、複勝率20％と低い。３番人気馬は【2.2,1,5】で、昨年のクラリティスカイら２勝。以下、10番人気馬が２勝、17番人気馬が１勝。２ケタ人気馬が07年ピンクカメオ（17番人気）ら３勝しており、人気薄の一発がある。

２・３着馬も下位人気馬まで幅広く分布しており、過半数の６回で２ケタ人気馬が３着以内に激走している。３連単100万円以上の大波乱が07年・09年・13年と３回ある一方で、昨年は上位４番人気以内で堅めの決着となった。順当か波乱か、両極端の一戦だ。

２）ニュージーランドＴ組は前走人気に注目

前走レース別成績は、出走数が抜けて多いニュージーランドＴ組が【5.2.3.58】。13年マイネルホウオウら半数の５勝をあげるも、近２年は３着以内馬が出ておらず、連対率10.3％・複勝率14.7％と高くない。

この組は前走ニュージーランドＴでの人気をチェック。前走４番人気以内だった馬が【5.1.2.25】で、勝ち馬５頭を含む３着以内馬10頭中８頭を占めている。前走５番人気以下だった馬は【0.1.1.33】と不振傾向。また、この組の３着以内馬10頭中９頭は前走を含めて、重賞で３着以内に好走した経験があった。

３）皐月賞組は３番人気以内が好成績

少数ながら、毎日杯組は【2.1.0.5】で、10年ダノンシャンティら２勝。この組の連対馬３頭はいずれも前走毎日杯で連対を果たしていた。皐月賞組は【1.2.2.19】で、昨年のクラリティスカイが勝利。この組は今回の人気をチェック。上位３番人気以内だった馬は【1.2.1.3】と好成績をあげている。

その他では桜花賞組が【1.0.0.7】。07年ピンクカメオが勝利するも、近８年は好走馬が出ていない。ファルコンＳ組は【0.1.0.6】で、13年インパルスヒーローが２着に好走。同馬は前走で勝利をおさめていた。なお、前走オープン特別組は【0.1.2.33】で苦戦傾向。３着以内馬３頭はいずれも前走橘Ｓ組かマーガレットＳ組だった。

４）距離短縮馬が好成績

前走距離別成績は、出走数の約半数を占める1600ｍ組が【7.2.3.75】。一昨年のミッキーアイルら過半数の７勝をあげている。連対率10.3％・複勝率13.8％と高くないものの、この組の３着以内馬12頭中５頭が２ケタ人気馬だった。単勝回収率・複勝回収率ともに100％を超えている。

前走1800ｍ組は【2.4.1.13】で、連対率30.0％・複勝率35.0％と優秀だ。この組の３着以内馬７頭は前走で毎日杯・スプリングＳ・フラワーＣのいずれかを使われており、ＮＨＫマイルＣで５番人気以内に支持されていた。また、前走2000ｍ組は【1.2.4.23】で、複勝率23.3％と前走1600ｍ組を大きく上回っている。これら距離短縮組が好成績をあげている。

対して、距離延長組は【0.2.2.39】で勝ち星がなく、連対率4.7％・複勝率9.3％と低い。これら延長組の３着以内馬４頭中３頭は前走で勝利をおさめていた。

【NHKマイルカップ過去10年】

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