G1特集 第20回 NHKマイルカップG1特集 第20回 NHKマイルカップ

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NHKマイルカップとは?

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エルコンドルパサーやクロフネ、キングカメハメハといった名馬が優勝しているNHKマイルカップ。第20回の節目を迎える今回、その歴史に名を刻むのは?

3歳最強マイラー決定戦

1953年から95年までダービートライアルとして行われていた「NHK杯」が本競走の前身。96年に短距離路線を歩んできた馬や当時クラシックに出走できなかった外国産馬の目標となるG1レースを創設しようという意図のもと、『NHKマイルカップ』が新設された。

こうして東京競馬場芝1600mを舞台にした3歳(現表記)最強マイラー決定戦が誕生。現在では東京競馬場で開催される5週連続G1の第1戦として定着している。09年には国際競走に指定。外国馬は9頭まで出走可能となった。

マル外全盛期から一転

記念すべき第1回は外国産馬のタイキフォーチュンが優勝。続いてシーキングザパール、エルコンドルパサーと後に海外G1を制覇する名馬が勝利。創設時の目的どおり、外国産馬が大活躍する時代を迎えた。その後もシンボリインディ、イーグルカフェ、クロフネと外国産馬が6連勝を果たす。

そうしたマル外全盛の流れが変わったのが02年。この年も外国産馬は10頭出走していたが、勝ったのは内国産のテレグノシス。以降、外国産馬の出走はあるものの勝ち星がない。昨年のミッキーアイルまで内国産馬が13連勝している。

種牡馬の争いに注目

近年ではサンデーサイレンス(以下、SS)後継種牡馬の活躍が目立つNHKマイルカップ。06年にはアグネスタキオン産駒ロジックが優勝し、近7年では11年のグランプリボス(サクラバクシンオー産駒)を除き、すべてSS後継種牡馬の産駒が制している。昨年はディープインパクト産駒ミッキーアイルが逃げ切り勝ちを決めた。

今年はSS後継種牡馬の産駒に対抗して、3戦3勝と勢いに乗る外国産馬アルビアーノ、昨秋のいちょうSをレコード勝ちしたクロフネ産駒クラリティスカイ、前哨戦のニュージーランドTを制したキングカメハメハ産駒ヤマカツエースらが出走予定。今年もSS後継種牡馬の産駒が勝つか、他系統の巻き返しがあるのか。種牡馬の争いにも注目だ。